都内で乗り県内で犯行　タクシー強盗多発 (1/2ページ)

　千葉県内でタクシー強盗が相次いでいる。深夜から未明にかけて、東京都内の繁華街で客を装って乗車。浦安市など東京湾海岸部の人気のない倉庫街や工場地帯に向かわせ、いきなり刃物で襲うのがパターンだ。こうした状況にタクシー会社も防御板で対抗する強盗訓練を行うなど、自衛の強化に乗り出している。

　２１日午前４時５５分ごろ、市川市南行徳の市道で東京都台東区の女性運転手（４５）が３０歳くらいと４０〜５０歳くらいの２人組の男にカッターナイフで脅され、売上金など約６万６０００円を奪われた。運転手は切りつけられ、左ほおに軽傷を負った。

　男２人は台東区の都営地下鉄蔵前駅近くで乗車した。行徳署は強盗傷害事件として２人の行方を追っている。

　この事件では、若い男がトランクに持ち込んだ折りたたみ自転車で逃走。用意周到な犯行だった。