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【茨城】水戸済生会総合病院、水戸医療センター ドクターヘリ基地に 県検討委導入へ整備2009年7月10日 医師を乗せて遠隔地の救急患者を診断・治療するドクターヘリの導入に向け「県ドクターヘリ導入検討委員会」(委員長・山口巌県医療改革担当顧問)は、ヘリを出動させる基地病院に水戸済生会総合病院(水戸市)と水戸医療センター(茨城町)の二病院を選んだ。県は来年度のできるだけ早い時期の導入に向け、患者受け入れの協力病院の選定などの整備を進める。 委員会では、基地病院として、ヘリポートを備え救急医療体制を持つ病院を候補に、県内全域をカバーできる県央地区を中心に選定した。通常、基地病院は一カ所だが限られた医療資源を有効活用することや年間通した出動に対応するため「全国でも例がない」(県医療対策課)二病院選定となった。 県は今後、各消防本部と救急の連携体制について協議するほか、ヘリで応急処置した患者を搬送する病院の選定を進める。 県は二〇〇四年七月から、千葉県印旛村の日本医科大千葉北総病院のドクターヘリを同県と共同運航してきたが、出動範囲は県南、鹿行地域の三消防本部管内に限られている。 (沢田佳孝)
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