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高山“弔い合戦”へ発奮 3度目の世界奪取を誓う

試合用リングシューズに「自己証明」、「Minority」と書き込んだ高山勝成

◆ 14日“トリプル世界戦”へ対戦者来日 ◆

 いよいよ本番だ。14日の“トリプル世界戦”を控え、6日には長谷川と戦うロチャ、高山と対戦する王者ゴンサレス、それに粟生に挑戦するロハスが相次いで来日した。この日は高山がスパーを公開すれば、長谷川は練習を打ち上げと、臨戦ムードが高まってきた。

◆ 足固めは万全、アシックスがシューズ無償提供 ◆

 3度目の世界奪取に挑む高山が6日、神戸市で公開練習に臨んだ。来日した王者ゴンサレスは母国ニカラグアで3階級制覇した元世界王者アルゲリョ氏の指導で大成したが、同氏は今月1日に拳銃自殺。ゴンサレスにとって弔い合戦となるリング、思いは高山も同じだった。

 デビューしたエディタウンゼントジム、世界初奪取したグリーンツダジムとともに渡り歩いた元東洋太平洋フライ級王者・小松則幸さんが4月、滋賀県大津市の滝つぼで水死した。また「メダカのおっちゃん」が昨年亡くなったと最近知った。

 大阪・中之島近辺は15歳から2年前までのロードワークコース。水槽にメダカを飼ったホームレス「メダカのおっちゃん」にはタイムを計ってもらった。本名も知らないが「自分に負けそうになったとき、励ましてくれた。2人の弔い合戦」と意気込んでいる。

 発奮材料もある。アシックスがシューズを無償提供してくれた。これまでは1万6800円の通信販売。「一方的に殴るだけ」。恩返しのリングにする。



トリプル世界戦
(7月14日、神戸ワールド記念ホール)
◆ WBC世界バンタム級タイトルマッチ ◆
王者
長谷川穂積
(28・真正)
<12回戦> 同級4位
ネストール・ロチャ
(26・米国)
26勝10KO2敗 21勝7KO1敗
◆ WBA世界ミニマム級タイトルマッチ ◆
王者
ローマン・ゴンザレス
(21・ニカラグア)
<12回戦> 同級2位
高山勝成
(26・真正)
23勝20KO無敗 23勝9KO3敗
◆ WBC世界フェザー級タイトルマッチ ◆
(同日、JCBホール)
王者
粟生隆寛
(25・帝拳)
<12回戦> 同級1位
エリオ・ロハス
(26・ドミニカ共和国)
17勝8KO1敗1分 20勝13KO1敗

[ 2009年7月7日付 ]

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