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女優・上野樹里(23)、俳優・玉木宏(29)が出演する人気ドラマを映画化した「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」(12月19日公開、武内英樹監督)の欧州ロケが、先月16日にクランクインした。このほど、オーストリア・ウィーンにある“世界三大コンサートホール”のひとつに挙げられる「楽友協会」で初の映画撮影が行われ、躍動した2人。200年近い歴史のある舞台に、玉木が日本人俳優として初めて上った。
武者震いした。ウィーン国立歌劇場の音楽監督を務める世界的指揮者・小澤征爾さん(73)も立った大ホールの指揮台に、玉木が登壇。八王子市民会館、サントリーホールで指揮した思い入れの強い楽曲「ベートーベン交響曲第7番」でタクトを振った。
日本人俳優として初の快挙に「立った瞬間に、歴史の重みを感じた」と玉木も興奮気味。「ベートーベンやモーツァルト、音楽家にゆかりのある場所、まして200年近く歴史のある場所で指揮を振れる。楽しみつつ、緊張感を持ちつつやっている」と喜びをかみ締めた。
「黄金のホール」と称される同ホールは、毎年1月1日にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団がニューイヤーコンサートを行い、その模様が全世界に生中継されることで知られる。会場スケジュールは2年先までギッシリ。昨冬からキャンセル待ちだったが、製作チームの粘り強い交渉が実り、撮影が実現した。
連ドラ(06年)の平均視聴率は18・8%。スペシャルドラマ(08年1月)でも20・3%(2話平均)を記録した人気作の映画化は、ピアニストの「のだめ」こと野田恵(上野)と指揮者の千秋真一(玉木)の成長、そして恋の行方を描いたシリーズ完結編だ。活動の場を欧州に移したSPドラマのその後を描く。
客席から玉木を見守った主演の上野は「千秋の指揮が良くって。すごく引き込まれたし、感情移入できた」と大絶賛。撮影が休みの日にはベートーベン、モーツァルトが眠る当地の中央墓地を訪れ、成功を祈願した。「(先人に)申し訳ないことがないようにしなきゃと思う。ファンの人から手紙で『娘がピアノを習い始めた』って聞くとうれしいし、期待が大きいので頑張りたい」(上野)。撮影は日本、仏パリ、チェコ、スロバキアの5か国で行われ、前編は8月中旬にクランクアップ予定。来春公開の後編は9月から撮影に入る。
◆楽友協会 音楽文化普及のため、1812年に創設された団体。コンサートの開催や音楽資料の保存を目的とする。19世紀のメンバーには、作曲家ヨハネス・ブラームスが名を連ねる。建物は1870年に完成。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地。オランダ・アムステルダムのコンセルトヘボウ、米ボストンのシンフォニーホールとともに「世界三大コンサートホール」の一つとされる。
(2009年7月7日06時00分 スポーツ報知)
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