民主党の鳩山由紀夫代表は7日午前、党本部で開いた役員会で、自民・公明両党が鳩山氏の献金虚偽記載問題に絡んで発足させたプロジェクトチーム(PT)の独自調査結果として、地元政治団体の政治資金収支報告書に「虚偽記載の疑いがある」と発表した内容について「全く問題はない」と説明した。小沢一郎代表代行や岡田克也幹事長ら出席者から異論は出なかった。
与党PTは、鳩山氏の地元政治団体「鳩山由紀夫後援会連合会」(北海道室蘭市)の収支報告書に「事務所の家賃支出が計上されていない」と指摘。さらに鳩山氏が代表を務める民主党北海道第9区総支部が北海道の市町議ら42人から毎年12月25日に1万2000~64万円の献金を受けていたことを「不自然」と指摘している。【佐藤丈一】
毎日新聞 2009年7月7日 12時11分