県内ニュース

イブニング・シックス

女子高校生が早乙女踊りを披露 会津坂下町(07月07日)

会津坂下町では恒例の「御田植祭(おたうえまつり)」が行われ地元の高校生たちがが「早乙女踊り(さおとめおどり)」を披露しました。「御田植祭(おたうえまつり)」の呼び物「早乙女踊り(さおとめおどり)」は、大正初期から町内の新舘(にいだて)地区に嫁いだ女性が受け継いできましたが、後継者が少なくなり行われなくなった時期もありました。そのため町では、3年前から踊り手を募集していて去年からは、地元の会津農林高校の女子生徒が参加しています。今年は生徒9人と一般公募の7人が「花笠」など3種類の踊りを「太鼓」や「歌」にあわせて披露しました。町では今後、保存会を作って伝統の踊りを守っていきたいとしています。

プルサーマル議論再開 17日に協議会開催(07月07日)

プルサーマル計画の受け入れについて議論を再開することを決めた県議会は、今月17日にエネルギー政策議員協議会を開いて具体的な話し合いを始めることになりました。プルサーマルは使用済みの核燃料をすでにある原子炉で再利用するもので県内では、福島第一原発3号機での実施が予定されていましたが、平成14年に東京電力のトラブル隠しが発覚したのをきっかけに県は、計画を白紙に戻しました。県議会も当時、受け入れをめぐる議論を凍結する意見書を採択しましたが、きのう、あらためて議論を始めることを正式に決めました。具体的な話し合いをするエネルギー政策議員協議会は今月17日に開かれることが決まり、議論凍結の根拠となっていた「意見書」の取り扱いについて話し合う予定です。また、新潟中越沖地震の際に問題となった原発の耐震性など安全性をめぐる議論を幅広く進めるものと見られています。

大阪・放火事件受けてパチンコ店で緊急検査(07月07日)

おととい、大阪市のパチンコ店で4人が犠牲になった放火事件を受けて県内でもパチンコ店の防火態勢を確認する緊急の検査が始まりました。おととい、大阪市此花(このはな)区のパチンコ店で起きた放火事件では4人が死亡、19人が重軽傷を負いました。これを受けて郡山消防本部ではきょうから管内にあるパチンコ店の立ち入り検査を始めました。消防の職員は、放火への対策として死角となる場所に燃えるものを置かないことや警備員の巡回を強化することなどを指導しました。このあと実際に店内を回り、店の面積に応じて消防法で数が定められている消火器や火災報知機が適切に設置されているかや避難経路が確保されているかを確認しました。消防本部では今後管内にあるパチンコ店の店舗43か所すべてで検査を行うことにしています。

いわきの大学院生3人 新型インフルに感染(07月07日)

アメリカから帰国したいわき明星大学の男子大学院生3人が新型インフルエンザに感染していることが確認されました。感染が確認されたのはいわき市在住でいわき明星大学の大学院に通う20代の男子学生3人です。いわき市などによりますと3人は先月20日からアメリカに滞在し、今月2日に帰国しました。その後、2人に発熱などの症状があったため検査を行ったところ3人とも新型インフルエンザに感染していることが確認されました。現在3人は自宅で療養中で症状は安定しているということです。また3人のうち1人は家族と同居していますが家族に感染が疑われる症状はないということです。3人は帰国翌日の今月3日に大学に登校していることからいわき明星大学はきょう午後から今月12日までを休校とする措置を取りました。

富岡町長選挙 現職・遠藤氏が無投票当選(07月07日)

任期満了に伴う富岡町の町長選挙がきょう告示され、現職の遠藤勝也さんが無投票での当選を決めました。きょう告示された富岡町の町長選挙に立候補したのは無所属の現職遠藤勝也さんひとりだったことから無投票で遠藤さんの当選が決まりました。遠藤さんは平成9年に初当選し今回が4期めになります。また西会津町の町長選挙もきょう告示され、新人で元町議会議員の伊藤勝(まさる)さん59歳と現職で7期めを目指す山口博續(ひろつぐ)さん74歳のいずれも無所属の2人が立候補しました。西会津町の町長選挙が選挙戦になったのは24年ぶりです。投票は今月12日に行われ即日開票されます。

いわき市のパチンコ店強盗容疑 3人を逮捕(07月07日)

今年4月、いわき市のパチンコ店で現金1千万円が奪われた強盗事件で警察は、山形県内の強盗事件で起訴されている男など3人を逮捕しました。逮捕されたのは、いずれもいわき市の渋谷大樹容疑者24歳、渡辺尚貴容疑者24歳、芳賀重行容疑者24歳の3人です。3人は、今年4月、いわき市好間町のパチンコ店パーラーイレブン好間に押し入り、経営者の男性など2人を縛り上げるなどして現金およそ1千万円を奪った疑いが持たれています。3人のうち、渋谷容疑者と渡辺容疑者は、山形県米沢市のスーパーで起きた別の強盗事件ですでに起訴されていて福島県警では、いわき市の事件と手口が似ていることから関連を調べていました。3人は、取り調べに対して「金が欲しくてやった」と話し、容疑を認めているということです。

ミスピーチキャンペーンクルー出発式(07月06日)

福島のくだものや観光を全国にPRするミスピーチキャンペーンクルーの出発式が福島市で行われました。今年で47代目となるミスピーチキャンペーンクルーの出発式には79人の応募者の中からクルーに選ばれた10人が参加しました。式でははじめにキャンペーンクルーのひとりひとりがこれからのPR活動に臨むにあたっての意気込みや豊富を述べました。これに対し瀬戸孝則市長が「福島の良さをみなさんの元気と笑顔で伝えてください」と激励しました。ミスピーチキャンペーンクルーはきょうから活動をはじめ、来月にかけては全国を訪れてこれからシーズンを迎えるモモを中心に福島の魅力をPRすることになっています。

会津若松にあかべぇパトカー登場(07月06日)

会津若松市に会津のイメージキャラクター「あかべぇ」を車体に貼ったパトカーが登場しました。振り込め詐欺の被害防止に向けた、「それうそかも」運動でも活躍している会津のイメージキャラクター「あかべぇ」。その「あかべぇ」を車体に貼ったパトカーが会津若松警察署に登場しました。「あかべぇ」は振り込め詐欺への注意や高齢者の運転免許返納制度への理解を呼びかけています。きょうは会津若松警察署で出動式が行われ「警察官友の会」からあかべぇのマグネットが贈られました。会津若松警察署管内では去年振り込め詐欺の被害はなく高齢者の運転免許返納もこれまで217件と一定の成果をあげていることから「親しみやすいパトカーを目にすることでさらに意識がたかまれば」と期待を寄せています。マグネットは20台分あり、あかべえが目を光らせるパトカーが今後、市内を巡回します。地元のキャラクターをパトカーに貼って啓発活動を実施するのは全国的にも珍しいということです。

息子殺害の母親に懲役10年の実刑(07月06日)

今年3月会津坂下町で中学生の息子を殺害したとして殺人の罪に問われている母親に裁判所は懲役10年の実刑判決を言い渡しました。判決を受けたのは会津坂下町束松(たばねまつ)の無職小畑(おばた)千賀子(ちかこ)被告51歳です。判決によりますと小畑被告は今年3月自宅で寝ていた息子の裕輔(ゆうすけ)君当時13歳の首を腰ひもで絞めて殺害したとされています。きょうの判決公判で地裁会津若松支部の齋藤紀子(さいとうのりこ)裁判長は「息子や自分の健康面などから息子の将来を悲観して殺したという動機は自分勝手な思い込みで身勝手極まりなく刑事責任は重大だ」などとして求刑と同じ懲役10年の実刑判決を言い渡しました。

県議会と県がプルサーマル議論再開へ(07月06日)

福島第一原発のプルサーマル計画について、県議会はきょう議論を再開することを決めました。県議会の判断を受けて県も7年ぶりに議論を再開することになりました。県議会はきょう、代表者会議を開き今月中に各会派の議員でつくるエネルギー政策議員協議会を開いて、プルサーマル計画の議論を再開することを決めました。プルサーマル計画については平成14年に起きた東京電力のトラブル隠しを受け県議会は議論を凍結する意見書をまとめていることから今後の協議会では「意見書の検証」が大きなテーマになるとみられます。佐藤憲保(のりやす)議長は県議会でプルサーマル計画についての議論を再開することを佐藤知事に伝え、「県もしっかりと対応するよう」求めました。これに対し、佐藤知事は「真摯に受け止める。国や東京電力の取り組みを含め様々な面から検討したい」と話しました。このあと、佐藤知事は今後、県の幹部でつくるエネルギー政策検討会を開き、7年ぶりに県としての議論を再開する考えを明らかにしました。検討会の開催時期やテーマはまだ決まっていないということですが、これまで慎重な姿勢を崩さなかった県がプルサーマル計画受け入れの白紙撤回後初めて前向きな姿勢を示したことになります。

常磐道4人死亡事故で、立会い見分(07月06日)

先月23日、いわき市の常磐自動車道で4人が死亡した事故で、警察はきょう、容疑者立会いのもと実況見分を行い、事故当時の詳しい状況を調べました。この事故は、先月23日いわき市の常磐自動車道で、工事現場に4トントラックが突っ込み、作業員4人が死亡、2人が軽いけがをしたものです。逮捕された柴沼(しばぬま)秀人(ひでと)容疑者は取り調べに対し、「うとうとしていた。工事の看板には気付かなかった。」と話していて、警察は、きょう事故当時の詳しい状況を調べるため柴沼容疑者を立ち会わせて、現場で実況見分を行いました。これまでの調べで現場にはブレーキの痕が無かったことが分かっていて、警察では、柴沼容疑者の居眠り運転が事故の原因と見て調べを進めています。警察は先月、柴沼容疑者の勤務状況を調べるため、勤務する会社を家宅捜索し、半年分の「運行日報」や「タイムカード」などを押収しています。

マクロウェア補助金不正受給で求刑(07月06日)

国の補助金を不正に受け取ったとされるソフト開発会社の元社長に懲役2年が求刑されました。須賀川市にあるソフト開発会社の元社長、関根博文(せきねふろふみ)被告は、心臓手術の訓練装置を開発する際に外注費などを水増しして、経費が実際よりも多くかかったように見せかけ、国からの補助金およそ3000万円を不正に受け取ったとして補助金適性化法違反の罪に問われています。きょうの裁判で検察は「徹底した偽装を行うために部下に口止めをするなど犯行は悪質で社会に与えた影響も大きい」として関根被告に懲役2年を求刑しました。また共犯の会津リエゾンオフィスの元役員吉田孝(よしだたかし)被告に対しては懲役1年8か月を求刑しました。

楽天戦を前にロッテの選手がろう学校訪問(07月06日)

あす福島市で楽天イーグルスとの試合を行う千葉ロッテマリーンズの選手たちがきょう、郡山市の聾(ろう)学校を訪問しました。郡山市にある県立聾(ろう)学校を訪問したのは千葉ロッテマリーンズの井口(いぐち)資仁(ただひと)選手と今江(いまえ)敏晃(としあき)選手、それに竹原直隆(なおたか)選手の3人です。この訪問は、8年前から子供たちとのスポーツ教室や交流活動を行っている井口選手が提案し、実現しました。井口選手が「皆さんが野球が大好きだと聴いて来ました。一緒に楽しみましょう」と挨拶。このあと選手たちは校庭に出て生徒ひとりひとりとキャッチボール。子供たちは憧れのプロ野球選手を前に少し緊張した様子でしたが貴重な時間を楽しんでいました。千葉ロッテマリーンズと東北楽天ゴールデンイーグルスの試合は明日午後6時から福島市の県営あづま球場で行われます。