岡山放送局

2009年7月7日 19時20分更新

職場の安全学ぶ勉強会


県内の工場の経営者などが集まって、安全で快適な職場環境をいかにつくっていくかについて学ぶ勉強会が岡山市北区で開かれました。

これは、労働災害の防止に取り組んでいる岡山県労働基準協会が開いたもので、県内の工場の経営者や従業員などおよそ500人が出席しました。

勉強会では、安全で快適な職場づくりに取り組んでいる2つの企業の担当者がこれまでの取り組みの成果を報告しました。

このうち岡山市内で溶接に使う接着剤を作っている会社の担当者は、工場に接着剤の製造過程で出る粉じんや有毒なガスを完全に取り除く機械を取り付けたことや、騒音を軽減する機械を設置していることなどを紹介していました。

岡山県労働基準協会によりますと、去年県内の企業で仕事中に亡くなった人は16人で、おととしよりも減っているいうことです。

協会では「企業の安全対策の取り組みが効果をあげている面もあると思うので、今後も企業の安全意識を高める努力をしていきたい」と話しています。