2009年7月7日 19時20分更新
二酸化炭素の排出削減につながるとされるバイオマス製品について、価格が多少高くても環境にやさしいなら購入すると考えている人が半数近くいることが、県が初めて行った調査でわかりました。
アンケートは、岡山市で開かれた全国都市緑化おかやまフェアの会場をことし4月から5月にかけて訪れた人を対象に県が初めて行ったもので、241人から回答を得ました。
アンケートでは県が二酸化炭素の排出削減につなげようと、石油に頼らず木材などを原料にプラスチックなどのバイオマス製品の開発を進めていることについて県民の認知度や意識を尋ねています。
このうちバイオマス製品の価格について石油から作られた製品よりも割高になった場合、どの程度の価格なら購入するかを尋ねたところ、「20%以内なら買う」とこたえた人が42%、「50%以内なら買う」とこたえた人が5%と、多少、割高でも環境にやさしければ買うと考えている人があわせて半数近くいました。
一方、こうしたバイオマス製品を知っているかどうかを尋ねたところ、64パーセントの人が「知らない」とこたえました。
県では「バイオマス製品の認知度は低いものの、環境への意識は比較的、高いことがわかった。県の取り組みをPRして、商品化につなげたい」と話しています。