フランス
ルノー、電気自動車開発でEDFとの提携強化［車両］

自動車大手ルノー・日産連合とフランス電力公社（EDF）は22日、ゼロ・エミッション車開発に関する提携を強化した、と発表した。両社はすでに2008年10月、一般消費者が電気自動車に乗れるよう、充電施設を整備することで協定を結んだが、2011年までにこれを達成する目標に向けて、技術協力の一層の強化を目指す。

EDFは高速電力通信（PLC）を通じ、充電端末と電気自動車の間でデータ通信のやり取りを可能にする技術を開発しているが、ルノー・日産側はこの技術と新型電気自動車との統合に向けたテストを行うことで合意した。

ルノー・日産はすでに、デンマークやポルトガル、モナコの各国政府をはじめ、スイスの電力大手EOS（Energie Ouest Suisse）、ロンドンに本社を持つ個人ハイヤー業グリーン・トマト・カーズとの間でもゼロ・エミッション車に関する協力関係を結んでいる。