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2009年7月6日(月) 19:15 |
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香川県が赤潮に警戒
香川県沖で先週今年初めての赤潮警報が出されました。
警報が出されたのは、養殖などしていない県西部沖で現在は減少しています。 しかし、今年のプランクトンは少ない数でも被害を及ぼすおそれがあり香川県は警戒を続けています。 これが今年多く確認され赤潮の原因となるプランクトンシャットネラです。 体長わずか0.05ミリしかありません。 しかし、この小さな生き物が水産業に大きな被害をもたらす危険があります。 香川県は6月中旬からシャットネラなど赤潮の調査を続けています。 特に引田沖など香川県の東側の海域で重点的に調査をしています。 ハマチなどの養殖場があるためです。 シャットネラは1ミリリットル中に100個と僅かな数しかいなくてもハマチ等の養殖魚が呼吸困難となり全滅するおそれがあり、これまでにも大きな被害をもたらしています。 職員がシャットネラの有無を調べるため海水を採取します。 シャットネラは数が増えても他のプランクトンとは違い、海面の色が変わらず目視では確認できないため顕微鏡による検査が必要になります。 6日の調査では香川県内全域で先週と比べてシャットネラが減少したことがわかりました。 香川県は県内全域に赤潮注意報、また西部の燧灘に赤潮警報を出すとともにプランクトンの調査を続けています。
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