神奈川・愛川町の日用雑貨製造販売会社から出火 焼け跡から男性社員1人の遺体発見
7月6日19時48分配信 フジテレビ
6日午前2時半ごろ、神奈川・愛川町の日用雑貨製造販売会社「アズフィット」の物流センターから出火し、鉄筋3階建てのあわせて8,800平方メートルが全焼した。消防隊員は「火の方の勢いがものすごくて、顔が熱いくらいまで燃えていました」と話した。
焼け跡には、黒く焼け焦げたトイレットペーパーの山が見えた。
焼け跡から、男性社員の長崎邦夫さん(50)が焼死体で見つかった。
出火場所は、建物の外に置かれた段ボール付近だった。
出火当時、敷地内にあった2トントラック12台のラジエーターに穴が開けられているのを、従業員が発見した。
さらに、過去にも同様の被害があったという。
物流センターでは、2009年5月、敷地内に止めていたトラック29台のラジエーターが何者かに穴を開けられるという事件が発生し、警察に被害届が出されていた。
一方、以前から雇用をめぐり、会社と従業員の間でトラブルがあったという話もある。
元従業員は「約束された給料をもらえない」と話した。
従業員は「(辞める人も?)ここ数カ月で、10人以上は、たぶん」と語った。
警察は、こうしたトラブルと火災の関連性も視野に入れて、放火の可能性もあるとみて調べている。
最終更新:7月6日20時53分