石原慎太郎・東京都知事は5日、都議選の自民党候補の応援を開始し、都内の駅前などで街頭演説をした。政策について反省の弁を述べる一幕もあった。
午後0時15分過ぎ、足立区のJR綾瀬駅前で現職候補の応援に訪れた。告示後の応援への初登板。候補者の額の汗をハンカチでぬぐうパフォーマンスに、聴衆から笑いが起こった。演説では「これまでの都政は決して間違ってなかった。空気もきれいになった」と実績を強調した。
しかし、経営が悪化した新銀行東京問題については「銀行は失敗しました。おわびします」と陳謝し「再生のめどがついている。必ず再建させます」と理解を求めた。【江畑佳明】
毎日新聞 2009年7月5日 22時00分(最終更新 7月5日 22時17分)