セクション

大西 珠枝

大西 珠枝(おおにし たまえ)

総務・人事・広報担当

特命事項
事務総合調整、労務、男女共同参画、法務、社会連携

メッセージ

 平成20年7月23日より尾池和夫前総長のもとで京都大学理事・副学長を務め、同年10月1日付けで松本紘総長より再任されました。理事としては、総務・人事・広報を担当し、特命事項として事務総合調整・男女共同参画等を担当しています。これらは教育・研究・社会貢献という大学の使命を果たしていくうえで、運営の基盤となる重要な仕事であり、京都大学の更なる発展のために、全力を尽したいと存じます。

 私は昭和53年に京都大学法学部を卒業後文部省(当時)に入省し、本学に着任する前は文化庁文化財部長として、京都には縁の深い我が国の文化財保護や、世界文化遺産などの仕事をしていました。学生時代以来、30年ぶりに京都大学の一員としてお世話になることとなり、母校の発展のために働ける事を幸せに思っています。

 文部省・文部科学省在職中は、高等教育はもとより、初等中等教育・生涯学習・文化などの文教行政全般に携わってきました。また、静岡県掛川市教育長、岡山県副知事に出向し、市・県の幹部として自治体の運営と事業に関わる機会も得ました。国立大学法人の運営にこれらの経験を役立てていきたいと思います。

 近年の社会経済状況の変化の中で、国立大学法人をとりまく財政事情等も、一層厳しさを増すことが予想されます。京都大学において、限られた資源を有効に活用するという視点を持ちつつ、事務改革の一層の推進、大学職員が更なる意欲をもって仕事に取り組むことができる人事システムの改善、社会に開かれた大学として適時適確に情報発信する広報の工夫などに努めたいと思います。

 特に男女共同参画の推進については、平成18年9月に女性研究者支援センターが設置されました。この事業の成果を生かしながら、京都大学男女共同参画推進アクション・プランを関係者の理解を得つつ着実に実行し、女性教員・女性職員がその能力に応じていきいきと働ける環境整備に努めたいと思います。

 以上、何れも地道な取り組みが必要なことばかりですが、松本紘総長の指導力の下、他の理事、本部・各部局の教職員の方々と力を合わせて努力していきたいと存じます。

 皆様方のご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。