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ウイグル暴動の非公式情報、検閲ぬけてネット上に氾濫 中国

  • 2009年07月06日 23:37 発信地:上海/中国
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中国・新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)の区都ウルムチ(Urumqi)で発生した暴動の翌日、街路に残された血だらけの石(2009年7月6日撮影)。(c)AFP/Peter PARKS

【7月6日 AFP】中国・新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)で発生し、少なくとも140人が死亡した暴動に関する市民たちの独立した情報がインターネット経由でもれ伝わり、報道統制を徹底したい中国政府をいらだたせている。

 万里の長城(Great Wall of China)になぞらえ「万里のファイアウォール(Great Firewall of China)」と呼ぶ検閲システムを構築した中国当局は6日、マイクロブログサービス「ツイッター(Twitter)」や動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」などに投稿された暴動に関するビデオ、写真、意見の削除など対応に追われた。

 中国国内のツイッターとユーチューブへのアクセスは6日夜、遮断されているようだ。また、中国語の主な検索エンジンでは、暴動の起こった同自治区の区都ウルムチ(Urumqi)をキーワードにしてもなにも検索結果が表示されない。

 一方で、国営メディアは従来どおり、暴動については政府の公式見解を報道し、イスラム系のウイグル人たちに非があると責めている。

 しかし、イラン大統領選後の混乱でみられた現象と同様、写真やビデオ、新情報などがツイッターからユーチューブ、写真共有サイト「フリッカー(Flickr)」といったインターネット上のサイトにあふれかえった。

 多くの場合、投稿された項目は削除に備え、中国外にいるほかのネットユーザーが再投稿している。また、ツイッターは、中国当局が見せたがらない映像へのリンクを広める助けとなっている。(c)AFP/D'Arcy Doran
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