つっても、非公開のを別につけているわけではない。
Copyright 1999- Jun Makino
2009/06 2009/05 2009/04 2009/03 2009/02 2009/01当面の予定
今回のGDRステムは全体で理論性能が84.48Tflopsという事なので、GDR+PCのペアが128組のシステムということになる。1ラックに8ペア積み上げるとすると、全体で16ラック必要ということになり、ラック当りの理論性能は5.28Tflops、実行性能は1.37Tflopsであり、1ラック4ペアであれば32ラック必要で、ラック理論性能2.64Tflops、実行性能0.686Tflopsということになる。って、それ、「1ラックに8ペア積み上げるとすると」ととか、さらにちょっと 上で「ボード2枚まで設置可能らしいが、売り出し中のものは1ボードであるの で1 ボードを想定する」とか勝手に数字を自分で作って、作った数字に「問題 がある」ってそれはあなたの頭の中に問題があるだけであろうと。このGDR程度の性能で、16ラックとか32ラックとかは設置面積的に「場所喰い過ぎ」で、CrayのXT5なら4ラックで十分お釣りの来る性能であり、BG/Pなら2ラック程度の性能であるので、Packagingに極めて問題があることを示している。
あ、私は誰かの頭が問題、といっているわけではなくて、「頭の中で勝手に作っ た問題」といっているので、そこは誤解のないように。一応、事実というか現 状と予定を書くと、予定ではラック当り24カード(現在12カード)なので、上の 数字の悪いほうの6倍よい程度、ピーク性能では20-24Tflops/ラックになって別 に問題がある数字ではないです。まあ、旧地球シミュレータが2ラック。
大体、まあ、別に HPL の性能でどう、といったことは平木さんはいっ てないわけで、アプリケーションの実効性能は地球シミュレータでは大体 ピークの半分が最大(ゴードンベルとかの数字)、GRAPE-DR も粒子系ならそれ くらいでるので、まあ、ピーク性能で比べても怒られないと思いますです。 HPL の性能が目標ではない、というのはプロジェクト開始当初からいってます し。