パチンコ店放火殺人事件で逮捕され移送される高見素直容疑者(中央)=6日午後11時39分、JR新大阪駅 パチンコ店放火容疑で男逮捕 「誰でも殺したかった」大阪市此花区のパチンコ店「cross-ニコニコ」が放火され、4人が死亡、19人が重軽傷を負った事件で、大阪府警の此花署捜査本部は6日、現住建造物等放火と殺人、殺人未遂の疑いで、現場近くの同区春日出北の職業不詳高見素直容疑者(41)を逮捕した。 捜査本部によると、高見容疑者は「仕事もお金もなく人生に嫌気が差し、通り魔みたいに誰でもいいから人を殺したいと思い、人が多数いるところに火を付けた」と供述、容疑を認めている。消費者金融に借金があったと話している。 6日午後0時40分ごろ、山口県警岩国署に出頭し「大阪のパチンコ店の放火のことで来ました」と話したため、同署で身柄を確保。捜査本部が裏付けを進めた結果、容疑が固まった。所持金は約6万円。同日夜、此花署に移送した。 逮捕容疑は5日午後4時14分ごろ、此花区四貫島1丁目の同店内で、あらかじめバケツに入れていたガソリンをまいてマッチで火を付けて店を全焼させ、中間憲一郎さん(69)ら4人を殺害して19人に重軽傷を負わせた疑い。 捜査本部に対する供述によると、高見容疑者は過去に数回、現場のパチンコ店を訪れたことがあったが、事件当日の5日はパチンコやスロットはしていなかった。 事件前は現場から約800メートル離れたホームセンターでガソリン携行缶などを買った後、近くのJR西九条駅(此花区)そばのガソリンスタンドでガソリンを購入。 事件後は、いったん帰宅後にJRの在来線を乗り継ぎ岡山駅まで移動、駅近くのホテルで宿泊した。翌6日午前9時ごろ、岩国駅に到着した。 【共同通信】 |
|
ソーシャルブックマークへ投稿: (ソーシャルブックマークとは)