2009年6月25日
日本の台湾統治をめぐるNHKの番組「アジアの“一等国”」が偏向し、公正さなどを期待した視聴者が精神的損害を受けたとして、小田村四郎・元拓大総長ら8389人が25日、NHKに対し、1人当たり1万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
訴状によると原告は、番組は「日台戦争」といった言葉を誤って使い、日本の統治時代に台湾の人が不当な扱いを受けたかのように偏って伝えた、などと主張している。原告はインターネットなどでの呼びかけを通じて集まった。
提訴に対し、NHKは「番組の内容には問題がなかったと考えている」との談話を出した。