あかさたなの執行実験場

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help リーダーに追加 RSS ネットはあまりに大衆化されすぎた

<<   作成日時 : 2009/07/06 22:16  

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実は私は最初から、MIAUの活動は冷淡に見ていましたが、結局のところ「残念な存在」に過ぎないようで。

http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0907/06/news004.html
「表現の自由」の問題として、そう簡単に事は運ばないと楽観視する人もいるようだが、そのカードではもはや戦えないことは、青少年ネット規制法の経験からも明らかである。

いや、最初から「表現の自由」の問題ではないという論陣を張られた方がよろしかったのではないですか?

さらには異性の知り合いを増やすという、人類の繁栄にとってものすごくベーシックな部分さえもが、ネットでは監視下に置かれることになる。

出会い系サイト規制法に関する記述なのですが、「日本人を根絶やしにしようとしている」とまで扱き下ろしておりますが、ネット婚活で一体全体どの位のカップルが結婚に至ったのでしょうか?おそらくは数字が無いと世論に、規制反対の声が届くことはないでしょう。正直これならアグネスの「数字ハ判リマセンガ、日本ハぽるの大国デス。規制シテクダサイ」とかいう妄言と同じ轍を踏んでいることにはならないでしょうか?

そもそもなぜ、ネットに規制の波が訪れているのか、それは切込隊長先生の名エントリーの一節が全てを象徴しています。

http://kirik.tea-nifty.com/diary/2009/06/post-77b4.html
現実には、ネットはそろそろ自由な言論を保障するプラットフォームという幻想から覚めつつあり、むしろ規制の強化の矛先として、現実社会に組み入れられようとしている

なぜ規制するのか、それは現実社会に組み込むからというのが隊長先生のご意見ですが、私も同意見です。

青少年にネット教育をしろという意見が散見されますし私も賛成なのですが、こういう人たちが少なからずモデルにしているのは交通安全教育なのではないでしょうか?

しかし、その交通の世界は道路交通法という法律によって厳しく律されており、例えば自動車というのは本来は乗ってはいけない物と定められ、運転免許の保有者のみにおいてそれが許可されているという実態があるわけです。

このような規制の波に抗うために存在するのがMIAUなのですが、MIAUの活動というのはテーマが見えていないんですよ。テーマというのは一言で言えないとテーマじゃありません。一応MIAUの活動目的として以下の点が挙げられては居ますが、

  • 利用者がより創造的に活動でき、そして技術自身が発展できるような環境。
  • 既存のシステムを守るための制度が、技術の発展を制限しない環境。

とか言われてもいまいちピンと来ないんですよ。いっそ「現実社会から何ら規制を受けないネット社会の実現」とでもした方がよいのではないでしょうか?MIAUの目指す方向性もどうせそんな所でしょうし。

しかし、「現実社会から何ら規制を受けないネット社会」を実現するには今のネット社会というのはあまりに大衆化しすぎているように思えてなりません。パソ通のように100万人くらいの会員数でダイヤルアップで接続していた頃なら、PC自体にもお金がかかっていたり、常時接続なんて夢のまた夢だったので通信代もかさむ。結果参入障壁はある程度高かったはずですし、何かやってもしょせんパソ通の中じゃすぐ足も付いたと思うのです。(そう言えばパソ通時代から男女が出会って結婚って話は良くあったようですね)

しかし、ネット時代は携帯からもネットに接続が出来、小学生から80代まで老若男女、じーちゃんもばーちゃんもみーちゃんもネットにつながる時代です。そんな状態では、現実社会に組み入れようという動きが出てくるのも不思議ではありません。

そのネットというのはいかがわしいサイトも沢山ある。実際に犯罪の被害に遭っている人や犯罪に手を染めた人もおそらくしばしばマスコミから批判のやり玉にされるゲームよりは沢山いる。ネットでいじめが起きて、それを防ぐことが商売になっている。それでは、規制強化がされるのは当然でしょう。

例えば、学校の校則でしばしば理解しがたい規則が載ってたりしますけど、それは過去にそういうことをやって問題にした馬鹿が居るからです。自分を律せないと自分の首を絞めることになります。(このことは小寺氏も学生時代(特に中高生のころ)にも経験したことだと思うのですけど。)

それが嫌だとなったら政治活動しかありませんが、あのヤフーや楽天という(グループ内に)球団を持つ程の企業ですら、薬事法の改正を止められない現状を見たらとても出来るとは思えないのが実態です。

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