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	パチンコ店放火　自転車で「赤い缶」運ぶ男を目撃
	パチンコ店放火　犠牲者たちを知る人は…
	同級生刺殺事件　動機は「嘘をつかれた」と供述
	大阪に水陸両用バスが集結
	農園に女性の遺体　自殺の夫が遺棄
	エキスポ事故　元取締役らに禁固２年求刑
	パチンコ店放火殺人　隣のビルに油を入れる容器
	奈良・同級生刺殺　2人が通う高校で全校集会
	関西初の「裁判員裁判」　候補者５０人を選定
	兵庫県知事選挙・現職井戸氏が３選

最終更新日時：2009年7月6日 20:37

パチンコ店放火　自転車で「赤い缶」運ぶ男を目撃

同型の携行缶

大阪市のパチンコ店で客や従業員ら４人が死亡した放火殺人事件。事件直前、店の前で、油を入れる容器を自転車の前カゴに入れてうろつく男が目撃されていました。
５日午後４時ごろ、大阪市此花区のパチンコ店から出火し、中間憲一郎さん（６９）と後藤春子さん（７２）、高巣ヤエノさん（６２）、パチンコ店の派遣従業員・延原麻衣さん（２０）の計４人が死亡、１９人が重軽傷を負いました。店には３ヵ所の出入り口がありますが、南東側の出入口付近が激しく燃えていました。警察によりますとこの出入口から出火直前に男が入ってきて、ガソリンのような液体をまいて逃げたということです。店内にいた客は「男がバケツを持ってきて、液体をかけた」と話しています。客などの話によると、男は３０代ぐらい・やせ型でジーパン姿・茶髪だったということです。
また出火直前、自転車の前かごに油を入れる赤い缶を乗せ、付近をうろつく男が目撃されていました。目撃した男性は「夏場なのに赤いタンクを積んでいて、不審に思った。自転車で停まりながらパチンコ屋を見ていた」と話しました。さらに事件当日、現場近くのホームセンターで赤い缶と青いバケツを買う男の姿も目撃されていて、警察は、購入記録と防犯カメラ映像の提出を受け関連を調べています。
店内にいた客の話では、事件の３０分ほど前に数万円ほど負けた事に腹を立て、台を叩く男がいたということです。また、店内にある防犯カメラを解析したところ、バケツで液体をまく男の姿が映っていました。トラブルを起こした男と防犯カメラの男が同一人物かはわかっていませんが、大阪府警はカメラの映像を分析するとともに、店とトラブルがあった人物の聞き込み捜査を行う方針です。

( 2009/07/06 20:36 更新)

パチンコ店放火　犠牲者たちを知る人は…

延原麻衣さん

パチンコ店から突然あがった火の手。店内には、一瞬のうちに黒い煙が広がったといいます。
「コーヒー売るのに制服を着て、きっちりしているし、礼儀正しい。責任感から逃げ遅れたんじゃないかな」（延原さんを知る人）。
店内でコーヒーなどを売っていた、パチンコ店の派遣従業員・延原麻衣さん（２０）。
「明るい素直なお嬢さんでした。かわいそうやなぁ。残念やねぇ」（延原さんの小さい頃を知る人）。
延原さんは、兵庫県上郡町の中学校では陸上部に所属していました。
「練習にもほとんど休まず出ていた。まさかこんなことになるとは…」（同級生）。
高校を卒業後は「将来、ハネムーンを中心に旅行関連の仕事がしたい」と大阪に出て、専門学校の夜間コースに通っていました。パチンコ店での仕事は、生活費と年間約８０万円の学費を稼ぐために始めたものでした。
「芯が強いというか、打たれ強いというか、叱られても頑張ります、という感じの子」「まだ信じられないっていう思い」（延原さんの担任）。

土木会社の会長を務めていた後藤春子さん（７２）は、ひとりで会社を切り盛りし、近所の人の世話をするなど周囲でも評判の女性でした。
「運が悪いな、たまにしかパチンコに行かない人が。頑張って苦労してんのに、こんなんで死ぬなんて…」（後藤さんの弟）。
「いい社長。日曜日しか遊びにいかれへんから…」（後藤さんを知る人）。

パチンコ店の前には高巣ヤエノさん（６２）の自転車が残されていました。高巣さんの夫は５日の夜、店の周りで妻の姿を探していました。
「家に帰ってもいないから、あんまり帰ってこないから、見に行ったら『ひとり、身元が分からない人がいます』って…」（高巣さんの夫）。

休日の夕方に起きた放火事件。大切な人を突然失った知人らからは、一刻も早い犯人の逮捕を願う声があがっています。

( 2009/07/06 20:36 更新)

同級生刺殺事件　動機は「嘘をつかれた」と供述

全校集会に向かう生徒ら

奈良県桜井市で高校３年生の男子生徒が、同級生を包丁で刺殺し逮捕された事件で、男子生徒は動機について「嘘をつかれた」などと供述していることが新たにわかりました。
この事件は４日朝、駅のホームで私立高校３年の濱田知哉さん（１８）を包丁で刺し死亡させたとして、同じクラスの男子生徒（１７）が殺人容疑で逮捕されたものです。これまでに男子生徒と濱田さんの間には去年９月ごろからトラブルがあったことがわかっていますが、その後の調べで男子生徒は「濱田さんに嘘をつかれた」と話していることが新たにわかりました。
男子生徒は濱田さんと「かなり親しい友人関係だった」と話す一方、関係が悪化した去年９月以降、約束を破られるなどして不満が募り、先月終わりごろから殺意を抱くようになったと話しているということです。
一方、男子生徒が通う高校では緊急の全校集会が開かれこれまでの経緯などが説明されたほか、亡くなった濱田さんに黙祷がささげられました。全校生徒のうち１８人の生徒が欠席し、数人が事件による心的ストレスを訴えているということで、高校ではスクールカウンセラーによる相談体制を強化することにしています。

( 2009/07/06 20:36 更新)

大阪に水陸両用バスが集結

大阪で水陸両用バスの営業が始まってから２年。全国にある３台の水陸両用バスが、発祥の地・大阪に集まり競演を果たしました。
６日、大阪の町を駆け抜けたのは全国で初めて導入されて注目を集めた「チャレンジャー号」や、今月できたばかりの車両など計３台の水陸両用バス。水陸両用バスは２年前から大阪で営業が始まりましたが、現在、長野県の諏訪湖で営業が行われているほか、栃木県の日光でも営業が決まっていて、その輪は全国３ヵ所に広がっています。
６日は新しく導入された車両のお披露目も兼ねて、３台の水陸両用バスが発祥の地である大阪に集結。おそらく最初で最後となる水の都・大阪での競演を果たしました。
日本水陸両用車協会の須知理事長は「大阪が発祥の地で、ゆかりの地であることをアピールしたいと思った。地方の観光の活性化につなげたい」と話していました。
徐々に広がりを見せる水陸両用バスで、水辺からいつもと違った町の眺めを楽しんではいかがでしょうか。

( 2009/07/06 20:21 更新)

農園に女性の遺体　自殺の夫が遺棄

死体遺棄容疑の裏づけがとれ次第、被疑者死亡のまま書類送検へ

兵庫県尼崎市の農園に放置された箱から女性の遺体が見つかった事件で、警察は、自殺した女性の夫が遺体を捨てた疑いが強いとして、被疑者死亡のまま書類送検する方針です。遺体は４月初め、尼崎市の農園に放置された箱の中から見つかったもので、歯型などから、行方不明になっていた市内の５０歳代の女性と分かりました。これまでの調べで、３年前、女性の５０歳代の夫が現場で見つかった金属製の箱と同じものを購入していて、女性の遺体を捨てた後に、自殺した疑いが強まりました。夫は自殺する前、女性との離婚届を提出していたということで、警察は、死体遺棄容疑の裏付けがとれ次第、夫を被疑者死亡のまま書類送検する方針です。

( 2009/07/06 14:17 更新)

エキスポ事故　元取締役らに禁固２年求刑

建築基準法違反の罪では罰金刑を求める

１３人が死傷したエキスポランドのジェットコースター脱輪事故の裁判で、検察側は６日、元取締役らに禁固２年を求刑しました。この事故は、吹田市のエキスポランドでジェットコースターが脱輪し、会社員の小河原良乃さん（当１９）が死亡、１２人がケガをしたものです。元取締役の伊藤正則被告（６１）と元施設営業部長・建部淳被告（６６）が、事故原因となった車軸の亀裂を見落としたまま運行させていたとして、業務上過失致死傷の罪に問われています。６日の裁判で、検察側は「２人は必要な定期検査を怠っていた。実施していれば事故を防ぐことができた」などとして、それぞれに禁固２年を求刑。また、嘘の検査報告書を提出し、建築基準法違反の罪に問われている元技術課長と法人としてのエキスポランドには罰金刑を求めました。

( 2009/07/06 14:16 更新)

パチンコ店放火殺人　隣のビルに油を入れる容器

パチンコ台を叩くなど店とトラブルを起こした不振な男がいたという

５日夕方、大阪市のパチンコ店で客や従業員ら４人が死亡した放火殺人事件。多くの命を奪った犯人の行方はまだわかっていません。現場検証は６日午前１０時から始まりました。ビニールシートの向こうには暗闇が広がっています。５日午後４時ごろ、大阪市此花区のパチンコ店から出火し、１階部分約４００平方メートルをほぼ全焼。当時店内には店員や客など約１００人がいて、現場は騒然としました。店内にいた人は、「外に出た時は２人くらい火ダルマの人がいた」「通り抜けようとしたら後ろから火が出て、火事だと叫んでいた」と話しました。この火事で客の中間憲一郎さん（６９）と後藤春子さん（７２）、高巣ヤエノさん（６２）、それにパチンコ店の派遣従業員、延原麻衣さん（２０）の計４人が死亡、１９人が重軽傷を負いました。延原さんの知人は、「普通に明るい感じで、旅行会社で働きたいと言っていた」と話しました。店には３ヵ所の出入口があり、大通りに面した南東側の出入口付近が激しく燃えていたということです。警察によりますと、この出入り口から出火直前に男が入ってきて、ガソリンのような液体をまいて逃げたということです。当時店内にいた人は、「突然、バケツみないなのを持ってきて、液体をかけたら足が燃えた」と話し、近くにいた人も「ガソリンか灯油か分からないが、男が火をつけたらしい」と話しました。大阪府警の調べによりますと、火を放ったのは３０歳くらいのやせ型の男です。また事件直前、パチンコ台を叩くなど、店とトラブルを起こした不審な男がいて、この男が火をつけたとの目撃があることも分かりました。店内にいた人は、「男の隣で打っていたが、怒り出して台をどんどん叩いていた」と証言しています。男はガソリンとみられる液体が入った青いポリバケツを手に、店に現れたということで、焼け跡からはバケツの燃えカスが見つかっています。また隣のビルとの間にある非常階段には、ガソリンや灯油を入れるような赤い缶があったということです。大阪府警では、防犯カメラの映像の分析を急ぐとともに、店とトラブルがあった人物の聞き込み捜査を行う方針です。

( 2009/07/06 12:27 更新)

奈良・同級生刺殺　2人が通う高校で全校集会

男子生徒は、「被害者に申し訳ないことをした」と謝罪の言葉

奈良県桜井市で、高校３年生の男子生徒が同級生を包丁で刺殺し逮捕された事件で、男子生徒の通う高校では６日朝、緊急の生徒集会が開かれました。この事件は、駅のホームで私立高校３年の濱田知哉さん（１８）を包丁で刺して死亡させたとして、同じクラスの男子生徒（１７）が殺人容疑で逮捕されたものです。男子生徒が通う高校では緊急の全校集会が開かれ、これまでの経緯などが説明されたほか、亡くなった濱田さんに対して黙祷がささげられました。集会後、副校長は「生徒たちは今までにない沈痛な表情だった。この事実をしっかり受け止め、生徒たちには頑張ってほしい」と話しました。一方、警察の調べに対し、男子生徒は、「濱田さんに申し訳ないことをした」と謝罪の言葉を口にする反面、２人の間にあったトラブルについては、「今は言いたくない」と話しているということです。

( 2009/07/06 12:16 更新)

関西初の「裁判員裁判」　候補者５０人を選定

対象となる裁判員裁判は覚せい剤取締法違反の事件

関西で初めての裁判員裁判が行われる可能性が高い事件で、裁判員の候補者を決める手続きが大阪地方裁判所で行われ、５０人が選ばれました。大阪地裁では弁護士、検察官の立会いのもと、パソコンを使って選定が行われ、裁判員候補者名簿に載っている２万４００７人の中から候補者５０人が選ばれました。対象となるのは、無職の二星芳樹被告（５７）がことし５月、覚せい剤約１・８キロを中国から日本に持ち込もうとしたところ、関西空港の検査場で発見されたとして、覚せい剤取締法違反の罪に問われている事件です。公判前整理手続きの結果、二星被告の初公判は９月８日に開かれ、翌日に判決が言い渡されることが決まっています。大阪地裁では６日に選ばれた５０人の候補者に対し、呼出状とともに辞退するかどうかを尋ねる質問票を送ることにしています。

( 2009/07/06 12:12 更新)

兵庫県知事選挙・現職井戸氏が３選

自民、公明と民主、社民の事実上の相乗り選挙

任期満了に伴う兵庫県知事選挙が５日に投開票され、現職の井戸敏三候補が新人候補を破り３選を果たしました。当選したのは自民、公明、社民と民主の兵庫県連の推薦を受けた現職の井戸敏三さん（６３）です。これまでの選挙戦で井戸さんは震災からの復興をアピールするとともに、「兵庫の再生元気な兵庫」をテーマに経済危機に対応した雇用政策などの実現を訴えました。そして１０８万７２７９票を獲得し、共産推薦の新人・田中耕太郎さん（６０）を破って３選を果たしました。井戸さんは「新型インフルエンザや震災対策などの危機管理、厳しい経済状況や雇用状況を乗り越え、兵庫の底力を示す」と話しました。投票率は３６．０２パーセントで、前回を２．６９ポイント上回りました。

( 2009/07/06 6:41: 更新)

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