2009年7月6日 19時41分更新
6日午後、矢掛町の銀行に包丁を持った男が押し入り、現金350万円余りを奪って自転車で逃げましたが、行員や通行人が追いかけて男を取り囲み、駆けつけた警察官が強盗の疑いで逮捕しました。
6日午後1時すぎ、矢掛町の「中国銀行矢掛支店」に男が押し入り、女性の行員に包丁を突きつけて「金を出せ」などと言って脅したうえ、現金356万円余りを奪いました。
その後、男は自転車に乗って逃げましたが、この銀行の行員や、騒ぎを聞きつけた通行人が追いかけて銀行からおよそ300メートル離れた路上で男を取り囲み、通報を受けて駆けつけた警察官が強盗の疑いでその場で逮捕しました。当時、銀行には行員と客10人余りがいましたが、けがはありませんでした。
警察によりますと、逮捕されたのは、岡山市南区泉田の無職、茅原日出夫容疑者(41)で調べに対し「まちがいない」と供述し、容疑を認めているということです。警察では犯行の動機やいきさつについてさらに調べを進めることにしています。