(cache) 安住紳一郎アナが、川田亜子さんを語りました。　ブログライブ　

2008年06月01日(日) ◇ 安住紳一郎アナが、川田亜子さんを語りました。 (考えたこと)

　今日、2008年6月1日、TBSラジオの「安住紳一郎の日曜天国」で、安住アナが、川田亜子さんの件に触れました。

～放送内容引用ここから

　安住紳一郎アナ：え～えっと、先週は、皆さん、ラジオをお聞きの皆さんもテレビラジオ新聞などの報道で、知ってらっしゃる方も多いかと思いますが、私の後輩でありました、川田亜子アナウンサーが、先週の月曜日の5月26日に亡くなりまして、大変私もショックを受けた一週間でありました。ま、ちょっと、こういうお話をするべきか、しないべきか、随分悩んだんですけど、やはり、私も同じ釜の飯を食った同僚の話でもありますし、ずいぶんと新聞などでも報道されておりますので、少しやはりお話する方が良いかなと思いまして、まぁ、賛否両論あると思いますけれども、少しお時間を頂戴いたしまして、川田アナの話をしたいなという風に考えております。
　川田亜子アナウンサーは、TBSのアナウンサーで、ちょうど私より、五つ下の後輩の女性アナウンサーだったんですけれども、去年からフリーランスで活躍していて、ま、テレビ朝日、フジテレビ、日本テレビなどでもよく見かけるようにはなっていたんですけども、まぁどうしてもやっぱり、私が先輩という事もあってか、贔屓目で見ても、なんとなくやっぱりTBSテレビ、TBSラジオでの活躍の方が印象がね強いように思うようなアナウンサーではありました。
　ラジオでも、まぁ、お聞きの皆さんも随分、記憶に残ってらっしゃる方も多いかと思いますけれど、伊集院さんの番組で、丁度、日曜日の秘密基地でずいぶんアシスタントも長くやってましたし、大沢悠里さんの番組でアシスタントのピンチヒッターをやったり、また、この私達の番組、日曜天国でも、ちょうど今十時半過ぎからやってる外山が今やっているコーナーを担当していた時期もありまして、えぇ、まぁ、だから、ねぇ、なんとなく机を並べた同僚なのでとてもショックを受けたんですけれども、色々一緒にいろんな仕事をしましたが、彼女も僕も、ちょうど、バラエティ畑というか、バラエティを中心に活動していたので、大体先輩の安東弘樹、小林麻耶、安住紳一郎、竹内香苗、そして川田亜子、この五人ぐらいで、まぁ、順繰りでいろんな仕事をね、よくやっていました。
　華奢であのモデルのようなスタイルで、ホントに顔立ちが端整で、またちょっとね強気の物言いをするキャラクターという事も手伝って、少し生意気なお嬢様風に、見られているということもあるとは思うんですけども、実際の川田は、意外に繊細で、逆に不器用な所もたくさんありまして、緊張するとすぐ、声が震えるクセがね、あるんですよね。それで、よく、「お前、たった二行のタイトルコールで、声震えてるんじゃねぇよ」って、いじめてたりとかしたことを、ホントに、今は思い出しますけれども、その一方で、なんか、こうやっぱり、繊細なところもあって、撮影が終わると、その、反省点みたいな事を、まぁ、口頭で色々話をするんですけど、私達は今日色々こういう事はダメだったねとか、よかったねっていう話をするんですけれども、川田はまじめな性格で、こう反省点を紙に書き出して、そして他のアナウンサーのところに持ってきたりするんですよね、僕の所に持ってきたりとかして、例えば、今日の日曜天国では、こういう、こういうところがダメでした、こういうところはどうでしたかみたいなことを、紙に逐一書いて持って来るアナウンサーで、まじめっていうか、なんかそういう印象が強く、ありますね、今でもね。
　昨日もちょっと、川田から貰ったちょっとメモを見返したりしたんですけど、やっぱりこう、まじめっていうか、うーん、終わってすぐ口に出していえばいいんだけれども、彼女なりに少しまとめてからっていう、そういう所がある、アナウンサーのタイプの人間だったなっていう事を思い出しますけど。
　それから、まぁ正直なところ、仕事のやり方で彼女と衝突したことも何度かあったんですけれども、そんな時はその反省点を書いたメモが、ちょうどアナウンス部の自分の郵便受けに入っていたりとかして、ちょっと乱暴な口調のメモ書きに変わっていたりとかするんですけれども、そういう時でも、反省点を書いたメモを一緒に仕事したアナウンサーに渡すという、そういうまじめな女の子だったという所がね、あります。
　えぇ～まぁ、自分の方が５こ上で、仕事の数も先にやっていたものですから、もっと大人の対応をしてあげていたら良かったなと、今になっては思うんですけれどもね、私も気が強い方なので、ずいぶん、彼女とぶつかったことを、が、やっぱり、ちょっとねぇ、今となっては、ホントに後悔するばかりだなということではありますけれども。
　随分、ね、人づてに悩んでいるという事は聞いていたんですけど、しばらく連絡もしていなかったので、何かこうちょっとねぇ、彼女が弱っている時にだけ、電話をするというのも気持ちが少し、力ないものになってしまって連絡が出来なかったんですが、ホントにちょっと、こちらの都合で、ねぇ、まぁ、少なくとも仕事の部分では、共通した悩みが多かったんだろうなと思うので、相談には乗れたんじゃないだろうかという風なことを思っております。
　まぁ、元同僚としては、ホントにねぇ、彼女の家族には、ホントに申し訳ないことをしたなという風には思っておりますけど。
　うーん、ねえ、まぁ、ホントに１週間、色々考えましたけれども、ちょうど川田と一緒に担当した放送のテープが、手元に残っているので、ちょっと、見返し、聞き返してみたんですけれども、「えぇリポーターは、川田亜子アナウンサーです。よろしくお願いします。川田さん、今日はスカート短いですね～。」って言うと、「いいえ安住さん、今日も短いんです。」っていうような、こういうやりとりがあったりして、、、＜安住アナ絶句＞。
　中澤有美子：言葉が、出ませんね。
　安住アナ：なんかこう、やっぱこう見返したりとかすると、、、、悲しいんだけどね、笑っちゃうんですよね、おかしくて、やりとりが。やっぱり、そういう、面白みを持ったアナウンサーだったなと思って、、、もう少し彼女のそういう所を、ホントは、自分が引き出してあげれば良かったなという所もあるんですけれどもね。えぇ、、いや、ホント見返してみると、面白いアナウンサーで、ホント笑っちゃうんですよね、悲しいんですけど。
　えぇ、なんか、ホントに残念なことをしたなという風に思いますけれども。まぁ、あの、前にも言ったことあるかと思うんですけれども、私達はその、情報とか、バラエティを中心にやってますと、ドラマとか映画の様に、のちのち、こう作品として残るというような仕事ではないわけなんですけど、その場その場、一瞬で消化されてゆくという類の仕事ではあるんですが、また一方それをそこに面白みを感じて、仕事を進めているわけなんですけれども、なんか、そんな川田とのやりとりなんかをちょっと聞き返してみると、こういう事覚えていてくださる方がたぶん、ねぇ、何人か、全国にいるんだろうなという事を思うと、凄く嬉しく思うし、また、今となっては、覚えてくださってる方は、それを忘れずにいていただけたら、ホントにそれが嬉しいなという風に、思いますね。えぇ、、。
　中澤有美子：記憶の中に、ねぇ。川田さんの可憐な姿が。残るといいなという風に、ホントに思いますね。
　安住アナ：えぇ、そうですね、まぁ、内輪の話で申し訳なかったなという風に思ったんですけれども、まぁ、川田の件で、番組にもたくさんメールとか葉書を頂いておりまして、まぁ、川田を悼むためにも、川田さんとした仕事の話を是非してくださいというような要望がございましたので、今日は、こんな話をさせていただきました。まぁ、私達なりの川田アナウンサーへの弔いになればという風に考えております。本当に、あの、代表しまして、川田アナウンサーを応援してくださるみなさんにホントにお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。そして、ご冥福をお祈りしたいと思います。

　～放送内容引用ここまで～

　、、、、、、絶句。というか、これだけ川田アナのことを、わかってくれていた安住アナのいたTBSを辞めなければ良かったのに、という感想が出ます。
　なんで、TBSを辞めたんだろう、、、辞めても、あまり仕事の状況は変わらなかったのかなぁ？それとも噂される、事務所関係者との恋愛関係の悩みを深く抱えていたのかなぁ？と、それにしても、TBSのバラエティでの川田アナの活躍を知っている、そこに思い至った時に、安住アナの哀しみが溢れるのがわかるような気もしました。
　川田亜子さんのご冥福を改めてお祈りいたします。