中国、暴動で住民ら多数死亡 新疆ウイグル自治区【北京6日共同】中国新疆ウイグル自治区当局者は6日、区都ウルムチで5日に発生した暴動で、多数の住民と武装警察部隊員1人が死亡したことを明らかにした。新華社が伝えた。具体的な人数は不明だが、負傷者も出ており、多くの車両や商店が壊され、焼かれるなどの被害が出たという。 暴動が起きたのは5日午後8時(日本時間同9時)ごろ。中心部の広場や商店街、主要道路など市内各地で、少数民族のウイグル族が多数デモに参加、暴動に発展したもよう。死亡した住民の多くは漢民族とみられるが、ウイグル族が警察の取り締まりで死亡したとの情報もある。 香港メディアなどによると、警察側は電気ショックを与える警棒や威嚇射撃で暴動を押さえ込んだとされるが、暴動再発を防ぐため、6日未明から市内各地で交通管制を敷き、警戒を強めているという。 中国では6月下旬、広東省韶関市の玩具工場で、同自治区から出稼ぎに来ていたウイグル族の労働者が漢民族に襲われ2人が死亡、漢民族を含む118人が負傷する事件が起きており、当局者は「テロ勢力や独立派が事件を利用し、破壊行為を呼び掛けた」と指摘した。 【共同通信】 |
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