キレる子供は甘いお菓子をたくさん食べている①
岩手大学の大沢博教授は、少年院にいる子供たちの食歴調査をして、収監されている子供たちのほとんどが、日常的に砂糖を異常なほど大量摂取していた事を突き止めました。それは、炭酸飲料やスポーツドリンク、ガム、アメ、チョコ、スナック菓子、カップめん、菓子パン、などの工場製品が多く、家庭の手作り料理を食べてないのが特徴です。
何故砂糖をたくさん摂るとキレるのか?というメカニズムですが、普通の食事をしたとき、血糖値は時間をかけて緩やかに上昇しますが、ジュースやガム、アメなど砂糖の塊のようなものを摂取すると、血糖値が急上昇します。これは体に良くないため、すい臓からインスリンという血糖値を下げる分泌液がでてきて正常値に戻す働きをするのですが、砂糖の入った甘い物を絶えず食べている人は、常にすい臓からインスリンが出っ放し状態で血糖値が低くなる低血糖状態になります。
つまり、空腹な時の血糖値は80ぐらいで、このとき人は(動物も)イライラするものですが、それ以下の数値がズッーと続く事を低血糖症といい、イライラは慢性化しており頭に来るとすぐキレる、ということになります。(つづく)
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コメント
先般の記事は結局削除されてしまったのですね。
こちらの記事についても感じるところがありましたのでコメントをつけさせていただきます。
お目汚しでしたらコメントだけでも削除されますよう。
少年院に収監されている少年達が
「日常的に砂糖を異常なほど大量摂取していた」
ことが確認されたとして、
そのことが、砂糖を過剰に摂取していたために
非行に走ってしまったことを裏付けると言えるのでしょうか?
このような調査結果は相関関係を示すものでしかなく、
因果関係を示すものではありません。
二つの出来事の間に、何か共通の因子がある可能性があります。
たとえば、この場合、「家庭の手作り料理」
を食べさせてもらえずスナック菓子ばかりあたえられるような
「家庭環境」が少年を非行に走らせてしまった側面が
あるのではないかとは考えられませんか?
砂糖の摂取、血糖値、といった要素に限局して、
心を持った人間の行動を説明しようとすることは
一見科学的に見えて、全く科学的思考とは異なるものだと私は考えます。
投稿: dice-geist | 2009年7月 4日 (土) 20時35分
dice-geist様
わかりました。この記事も後日削除いたします。
投稿: 食と健康 中田英行 | 2009年7月 5日 (日) 21時55分