セクシー女優の写真集購入!三沢さん秘蔵ビデオに涙
<ノア選手会興行>前日は花束で埋まったリングで熱戦を繰り広げる選手たち
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ノアの選手会興行が5日、東京・ディファ有明で行われた。4日に同じ場所でお別れ会が行われた故三沢光晴さん(享年46)からアドバイスを受け、2年ぶりに復活した選手会興行。1800人の観客で超満員となった会場は大いに盛り上がり、選手会長の森嶋猛(30)らは三沢さんの遺志を継いでいく決意を新たにしていた。
立ち見も出た2年ぶり7度目の選手会興行。隣接するノアの事務所内では、入場できない人のために00年8月5日の旗揚げ戦以来となるパブリック・ビューイングが開催される盛況ぶりだった。
全試合終了後には選手会長の森嶋がリングに上がり、「いろいろな状況もありますが、次のシリーズは選手一丸となって頑張っていきます」とあいさつ。「社長の笑顔いっぱいの映像を流しますので見てください」と話すと、大型モニターに在りし日の三沢さんの姿が映し出された。試合での雄姿はもちろん、セクシー女優の写真集を買う場面など私生活も取りあげた“秘蔵ビデオ”に館内からはすすり泣きが漏れ、三沢さんの入場曲「スパルタンX」が流れると三沢コールが起こった。
イベント色の強い選手会興行だが、三沢さんは社長としてバックアップを惜しまなかった。今回も森嶋が2年ぶりの興行を提案し、三沢さんが快諾して4月に開催が正式決定。「準備なんか大変だけど頑張れよ」と激励し、企画を相談してきた森嶋に「シングルマッチなんかでも、やりたいようにわがままを言ってきていいぞ」と全面的にサポートした。今回はノアでは珍しい館内大型モニターの設置や、ファンが綱引きをして対戦カードを決めるなどの試みが実現した。
低迷するプロレス人気を受け、三沢さんは若手によるプロデュース興行などを積極的に仕掛けてきた。今回の選手会興行も人気回復策の1つだった。「三沢社長の遺志を受け継いで全力で戦っていく」と決意を新たにした森嶋。お別れ会で1つの区切りはついたが、選手の誰もが「三沢魂」を胸に刻みつけたことは間違いない。
▼選手会興行 歴代の選手会長が趣向をこらす、通常のツアーでは見られないイベント色の強い大会。小橋や小川、百田ら取締役の選手は出場しない。02年の第1回大会は秋山が選手会長になって開催された。これまでに行われた主な企画はバトルロイヤル優勝者当て、女子レスラーのコスチューム着用、髪切りマッチなど。会長の泉田が女子レスラーにプロポーズするという体を張ったイベントもあった。07年の第6回大会は志賀のアイデアでワンナイト6人タッグトーナメントが開催された。
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