「魔法少女シリーズ」という枠の中で作業するに当たって苦労したこと、あるいは楽しかったことなどありましたらお願いします。 |
苦労したことと言えば、原作が無いのに、原作があるみたいに、シリーズそのもののイメージがある程度定着してるじゃないですか。それを、どっかで踏襲しつつもやっぱり自分なりの違った味は出したいと思うんでその辺でしょうかね、苦労したと言えば。 |  監督の大森氏 |
魔法少女ものというと、他社の作品を入れると2作品目なんだけど、その作品に比べると使える魔法が時間がちょっとだけ自分で自由にできる(進める事ができる)というだけなんで、それを自分の為に何をどう使うかっていうと、自分が成長して大人になる。そして、大人の自分と子供の自分が社会の中でそれぞれ生きていくって言うことが基本で大事な部分になっていましたから、キャスティングの部分で苦労しました。まぁ、楽しい部分についてはこれから・・・。今は楽しいと言うよりも毎日がレッスンで(笑) |
主人公・みほ役についてオーディション的なものはあったのですか? |
まぁ、新しい方(新人)で、歌とその後の展開も考えた上でという要望があってですね・・・。 |
でもね、ほとんど若林さんが最初に「いやぁ、いい子がいるんですよ!」って玲子ちゃんの名前を出してきて皆妙にしっくりくるものがあったんです。そのあとで「こんな子もいるんでるけど。」って持ってきても、「いやぁこういう調子じゃない。」って感じで、まわりの人間も、他に候補だしますよって言いつつもみんな、頭の中は彼女のイメージでバッチリかなって。 |  音響監督の若林氏 |
結局まわりから何もでてこなかったんですよ。 |
最初のキャスティングからナイスチョイスだったんだって思ってます。 |
アフレコの仕事も始めてだし、年齢もご存知のとおりお若いし、私たちからすればもう娘みたいな存在ですから(笑)。アフレコの前にレッスンしてるんですけど、それを繰り返しながら感覚を覚えていってもらおうと・・・。若いからね、呑み込み早いと思うんで。 |
この作品を通して大森玲子さんの成長過程もみれるって事ですね。大森玲子さんの印象は? |
最初思っていたよりも安心しましたよ。がんばりやさんだし、基本的には真面目な子だし、ちゃんとベースのある子だなって。もっとアフレコの場数踏んで、慣れてくればいい面がどんどん見えてくると思いますけど。 |
この作品においての「我思う魔法少女の世界」なんてものはございますか? |
魔法の世界が在るわけではなく、日常の中で、みほがララの姿を借りてどうしていくかがベースになってるんで、いままでみたいに魔法マホウしない世界ですね。 |
あえてそういう方向にもっていった部分もあります。今時の子供がそんなに素直に魔法を受け入れるかと言ったら、そうでもないだろうし、この作品については魔法ってものを通していっしょに楽しいことをしましょう!ていう感覚で見てもらえればと。 |
いわゆる疑似体験みたいなものですね、自分もいっしょに楽しめるという・・・。 |
あくまで、話が転がり込むきっかけに魔法があればそれで十分という所ですね。 |
『ララ』の見どころは? |
やはり大森玲子さんも含め、みほ、ララのそれぞれの成長がみれるということですかね。 |
続けて見てないと成長がわからないです!(笑) |
あとは、話と展開がバラエティに富んでますからね。現場的には色々大変なんですけど、各部署が。芸能界あり、学校あり、家あり、不思議な世界ありで。 |
1回でも見逃すと成長がわかんなくなりますから、絶対。種から芽が出て花が咲くまで付き合ってもらわないと!! |
本当にそうですね!今日はお疲れのところ時間をとって頂いて有り難うございました。
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