2009年7月5日19時0分
【バンコク=松下佳世】ミャンマー(ビルマ)訪問を終えた国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は4日夜、到着したバンコクの空港で記者会見した。民主化運動指導者のアウン・サン・スー・チーさんとの面会を軍事政権が認めなかったことに改めて失望を示す一方、来年の総選挙までの全政治犯の釈放など、その他の提案については「拒否されたわけではない」と述べ、成果がなかったとする指摘に反論した。
潘氏は軍政トップのタン・シュエ国家平和発展評議会議長に、スー・チーさんとの面会以外に(1)全政治犯の釈放(2)軍政上層部とスー・チーさんの対話再開(3)自由で公正な総選挙に向けた環境づくり――などを求めたと説明。「拒否と言う言葉が当てはまるのは面会だけ。その他は拒否されておらず、真剣に検討されると信じる」と語り、国連として、これらの主張が実現するよう継続的に働きかける決意を示すとともに、軍政に早期に要求に応えるよう求めた。