2009年7月 4日 (土曜日)

じいちゃん。

昨日の月参り。

自宅介護のじいちゃん。
いよいよ起きれなくなって、
隣の部屋から
苦しい息づかいが聞こえてきた。

「はぁ はぁ はぁ……」
94歳のじいちゃんの苦しそうな呼吸が聞こえていた。

「施設に入れたくない」
娘さん夫婦が、
へとへとになりながらも
大切にずっと自宅でじいちゃんを介護してきた。


元気だった頃、いつも、お寺にお参りに来てくれたじいちゃん。

本堂の一番前で胡座をかいて座り、
頷きながら仏教の教えを味わっておられたじいちゃん。

歩けなくなって
お寺に来れなくなっても、月参りに僕がお宅に行くと、
僕の後ろで一緒に声を合わせてお経をあげてたじいちゃん。

楽しそうに笑って、いつも僕の話を聞いてくれたじいちゃん。

自分の人生を照れ笑いしながら、語ってくれたじいちゃん。

そして
仏教から学んだことを
自分の言葉で語ってくれたじいちゃん。


お寺を
仏教を
大事にされ、

そして
寺の後継者になった僕を
いつも見守り、
いつも励まし
そう、
育ててくれたじいちゃん。
僕は
じいちゃんの
その存在感に甘え、
信頼し、
時に緊張し、
そして尊敬し……、


昨日の午前に会ったばかりなのに、
昨日の午後から容態が急変し、
今日の昼前に
とうとう亡くなっちゃった。

耳が遠いじいちゃんの顏にいつも近づいて会話をしてたから、
僕にはじいちゃんの“横顔”が焼きついている。

そのじいちゃんの顏を
さっき枕経に行って、
見せてもらったよ。


あの笑ってた顏が、
固まっていた。

口を開けて
固まっていた。

ピクリとも動かなかった。


じいちゃんが亡くなってしまったという「事実」だけが、
目の前にあった。


まだピンとこないまま、
僕は
じいちゃんとの今日までを振り返っていた。

じいちゃんの「声」が聞こえてきた。
じいちゃんのお茶をすする姿が浮かんできた。
じいちゃんが胡座をかいてうつむきながら、
僕の話に頷いてくれる情景が蘇ってきた。

そして
昨日の最後に会ったじいちゃんの
「はぁ はぁ はぁ……」苦しそうな呼吸を思い出していた。

うまく言えない、
が、
命の「迫力」を
じいちゃんが
教えてくれた。

じいちゃん。


ありがとう、
じいちゃん。

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2009年7月 1日 (水曜日)

浴衣で宵山…の夢

・「灼熱」の夏
・「極寒」の冬
ドチラかを選びなさい、と言われるなら、
(どちらも嫌だけど)
間違いなく冬を選ぶなぁ。
 
暑さがホントに苦手なワタシは
気温が【25℃】を超えると、無口になります(;_;)
  
 
でも、
今日から7月。
今更ながら
学生時代の「京都の夏」が
たまらなく懐かしくなってきた。
 
今月(7月)の【祇園祭】に
1泊でいいから京都へ行っちゃおうか!
 
思わず
近所の書店で
『月刊京都』祇園祭特集号を購入。
 
 
京都の夏は暑い。
祇園祭の頃、梅雨明けの頃、
たくさんの人であふれる四条通りを、
祇園囃子を聞きながら、連れとハグレないように歩く蒸し暑い夜……。
  
夏が大キライな私でも
毎年7月になると、
かすかにトキメいてしまうのは、
学生時代に京都でやり残してきた【ある夢】があるから。
 
それは、
7月16日の“宵山”に
“浴衣”を着て行くこと…。
 
そ、
浴衣でね。
 
ま、
それだけなんすけどね(*_*)
 
 
でも
今年も
たぶん
行けないなぁ…

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2009年6月29日 (月曜日)

お前がいい

 

また会う約束などすることもなく

「それじゃまたな」 と分かれるときの

お前がいい・・・

・・・・・・

http://www.youtube.com/watch?v=-IuVqrmiI2U

 

この【歌詞】・・・・

『めんどくさい俺』↓↓↓

には、

たまらなく いい!!!happy01

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めんどくさい俺。

ドアの向こう側…
楽しそうな声…

でも
今の僕は
ドアを開けない。
そっちには行かない。

ドア越しに聞こえてくる「言葉」のほとんどが
白々しくて
軽々しくて
馬鹿馬鹿しくて
イライラしてしまうのは、
相手のせいではなく、

たぶん
現在の僕自身の「在り方」の問題なのだろう、
と思う。

何をふてくされてる?


でも、
もう少ししたら、
やっぱり
「やぁ!!元気?」
と笑って
僕はドアを開けるんだ。

何事もなかったように。

ま、
その「繰り返し」だニャ。

めんどくさいね、俺(笑)。

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