岡山放送局

2009年7月5日 13時2分更新

小学生に睡眠テーマの講演会

生活のリズムが乱れがちな夏休みを控え、子どもたちに正しい睡眠のとり方を教える授業が3日、備前市の小学校で開かれました。
この授業は備前市の吉永小学校が開いたもので、3日は体育館に5、6年生の児童と保護者ら合わせておよそ100人が集まりました。

川崎医療福祉大学教授で睡眠学や心理学が専門の保野孝弘さんが講師をつとめ、はじめに最近の研究から小学校高学年の平均睡眠時間は40年前と比べおよそ40分短くなっていることを紹介したうえで、夜更かしが続くとイライラしたり授業に集中しにくくなることなどデメリットを説明しました。

そして正しい生活習慣に戻すために朝日をあびて乱れた脳のリズムをリセットする必要があることや睡眠に欠かせないメラトニンというホルモンは光に弱いので夜はゲームやテレビを早めに消すことなどを指導しました。

子どもの1人は「夜はついゲームをしてしまうので、これからは早寝早起きを心がけたいです」と話していました。