32歳日本人男性が、17日（日曜日）カンボジアの海岸リゾート地シハヌークビル州ミッタペップ区にてカンボジア警察当局がにより逮捕される事件が起こった。職業不詳、中川俊一容疑者（32）は少なくとも6人の少年たちの裸を公衆の場でカメラ撮影したとして、人身売買・性的搾取法違反容疑で逮捕。
　警察当局の調べでは、同容疑者は6日に入国後、すでに一度同月16日に少年達を集め、裸体をポルノ撮影するも写真が鮮明ではなかった。そのため容疑者は再度、翌日17日に少年達を集め、ポルノ撮影していた所を少年や地元住民の通報により駆けつけた警察により逮捕された。「実際に警察が到着した時に「逃げ出した少年も含めると少なくとも10人はいた」と現場に到着した警察は述べている。さらに同容疑者はポルノ撮影の協力料として、少年たちに2ドルから5ドルを支払っていた模様。また容疑者は「自分が描いている絵のモデルとして撮影した」と供述しているという。
　「これは無垢な子供に対する残忍な行動だ」とBeSivaana氏は語る。容疑者は裁判で有罪が確定すると5年から10年の禁固刑に服する見通し。　
　反小児性愛NGO「Action Pour Les Enfants」のディレクターSamleang Seila氏は「このケースが、カンボジアで初めての小児ポルノ製作容疑による逮捕だ」と語っている。

2008年8月20日
カンボジアウォッチ編集部