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石原都知事「大迷惑」と国政批判

 東京都議選(定数127、12日投開票)が告示されて初の日曜日となった5日、石原慎太郎知事が初めて応援に入り、石原都政を支える自民候補のてこ入れに奔走。知事は演説で、麻生太郎首相の求心力低下による自民への逆風にいら立ちを見せた。

 激戦の足立区選挙区(定数6)。JR北千住駅西口で開かれた自民都議団幹事長の現職候補の街頭演説で、知事は「(国政の)あおりを食って都議会は大迷惑。ここまでしっかりやってきたのに、ここで都政を変えるわけには絶対にいかない」と声を荒らげた。

 知事が時間を割いたのは、最優先課題として全力を注ぐ2016年夏季五輪の招致問題。

 日本が連覇したワールド・ベースボール・クラシック(WBC)や1964年東京五輪での日本選手らの活躍をとうとうと描写し「感動がオリンピックにはある。(この感動を)子孫に残すつもりで頑張ろう」と協力を呼び掛けた。

 民主や共産など野党が都議選で最大の争点として追及している新銀行東京問題については「ちょっと失敗したが、完全に立ち直った」などと簡単に触れただけ。

 荒川区選挙区(定数2)の街頭演説では、都庁職員の削減や議員歳費の見直しで都財政を再建したとアピールした。

 自民候補支持者の無職女性(72)は「知事は自分の話ばかり。候補者のことを忘れたんじゃないの」と皮肉っていた。

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