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2009年7月 5日 (日)

「国策捜査」と言って被害者面をする悪党

ラスプーチン佐藤優の有罪が確定した。
しかし、問われた罪はなんとも軽いものだ。

これは、佐藤の言うとおり「国策捜査」であり、「トカゲのしっぽ切り」である。
ただし、政府、外務官僚、そして外務省を牛耳ってきた「日本一汚い政治家」鈴木宗男、その側近である佐藤優が伏魔殿=外務省の本質的な闇を隠蔽するための茶番劇なのである。
そもそも争っている同士が同じ伏魔殿のプレイヤーで、持ちつ持たれつ爛れた関係だ。政府、検察、マスコミまでこいつらの協力者なのだから、これを茶番と言わずなんと言えよう。

利権のためなら何でもやる「日本一汚い政治家」鈴木宗男とその側近ラスプーチン佐藤は、外務省の闇資金とスキャンダルを恫喝と懐柔に使い、外務省を支配し、その金と力をもって海外利権を私物化、北方領土返還時の巨大利権を独占することを企てた。だから実現性のない四島はダメで二島返還論なのだ。

発端は、外交機密費問題にまともに取り組もうとした田中眞紀子外相の就任によって、外務省という伏魔殿に激震が走った。当然伏魔殿の魔物達は騒然とし、なりふり構わぬ激しい抵抗をした。外務官僚は、鈴木宗男に相談したが、逆に鈴木のダーティーな面をさらけ出すことになってしまった。
おかしいのは、マスコミだった。全てのマスコミが奇妙なほど一斉に外務省の協力者として田中眞紀子バッシングに走った。(私は、その裏に米国が駐米大使柳井を介して日本のマスコミを使って情報工作したと見ている。)

伏魔殿を守ろうとする外務省(もちろん支配者鈴木宗男を含めて)と政府、マスコミ対田中眞紀子の戦争は、共産党の調査を中心にした鈴木宗男の「疑惑のデパート」問題などによって汚れた鈴木宗男を小泉が田中眞紀子を共連れに斬り捨てた。

「国策捜査」であっても、鈴木宗男と佐藤優の師弟コンビは、真っ黒なのだ。

検察は外務省と歴代政府に事が及ばないよう捜査をした為、鈴木宗男は受託収賄、佐藤優は外務省関連背任という陳腐な罪を問われることになった。

そして、外務官僚の手先になって伏魔殿を田中眞紀子から守ったマスコミは、今度は鈴木宗男と佐藤優を支援しているのだ。

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外務省関連背任 佐藤優被告の有罪確定へ 最高裁上告棄却

7月1日18時40分配信 毎日新聞
外務省関連背任 佐藤優被告の有罪確定へ 最高裁上告棄却

 外務省関連の国際機関を巡る背任罪と北方領土・国後(くなしり)島の発電施設を巡る偽計業務妨害罪に問われた外務省元国際情報局主任分析官、佐藤優(まさる)被告(49)=休職中=の上告審で、最高裁第3小法廷(那須弘平裁判長)は6月30日付で被告側の上告を棄却する決定を出した。懲役2年6月、執行猶予4年とした1、2審判決が確定する。【銭場裕司】

 佐藤被告は、衆院議員の鈴木宗男被告(61)=受託収賄など4罪で1、2審実刑、上告中=の側近とされた。一貫して無罪を主張したが、小法廷は「(憲法違反や判例違反などの)上告理由に当たらない」とだけ述べた。有罪が確定すれば、佐藤被告は失職する。

 1、2審判決によると、佐藤被告は元ロシア支援室課長補佐=有罪確定=と共謀。00年3〜6月、旧ソ連の独立諸国を支援する「支援委員会」から、イスラエルで開かれた学会への代表団派遣費用などとして不正に3349万円余を支出させた。同年3月には支援委事務局発注の国後島の発電施設工事を巡り、三井物産に落札させて公正な入札を不可能にし、事務局の業務を妨害した。

 佐藤被告は背任罪に問われた支出について「局長や事務次官の決裁を得て適正に執行された」と主張したが、1、2審は「外務省に鈴木議員の予算や人事への影響力に配慮する傾向があったことに乗じて支出させた」と認定した。

 鈴木議員を巡る一連の事件では12人が起訴され、鈴木議員と佐藤被告以外は有罪が確定している。

    ◇

 外務省報道課は1日、「本件について重く受け止めており、引き続き綱紀粛正に努めてまいりたい」とのコメントを発表した。また、最高検の鈴木和宏刑事部長は「適正な決定と考える」とのコメントを出した。

 ◇「国策捜査」認められず

 決定を受け、佐藤被告は「国策捜査の現実は、小説よりもずっと劇的だ」とコメントした。鈴木宗男衆院議員の「懐刀」として外務省で「ラスプーチン」の異名を取り、起訴・保釈後は著述活動に励み著書はベストセラーになった。自身の事件を「国策捜査」と定義付けたが、司法に主張は認められなかった。

 佐藤被告は1日、出版社主催の講演会に出席。取材に対し「違法なことはしていないので残念。ただ、検察に恨みはない。彼らの正義感の強さは理解できる」と淡々と語った。その上で「北方領土交渉や外交機密費について、当時の関係者が真実を明らかにしようじゃないかと言いたい」と古巣を批判した。

 鈴木議員に決定を報告したといい、最高裁の審理期間が2年半だったと伝えると、「それが紙1枚(の決定)か」と答えたという。

 85年、ノンキャリアの専門職員として入省。ロシア情報収集のエキスパートとなり、ロシア帝国時代の怪僧の名になぞらえられた。逮捕・起訴され、東京拘置所での拘置は512日間。保釈後、取り調べや拘置所生活を詳細に記した「国家の罠(わな)」が毎日出版文化賞特別賞を受賞。経験を生かした外交分析も評価を受けた。

 07年に鈴木議員と共著した「反省」では、「外務官僚は『自己保身』だけを求めている」「(国策捜査は)役者は初めから決まっていて、後からシナリオを書いていく。巻き込まれたら地獄以外は選べない」と指摘した。

 佐藤被告の有罪が確定することについて、鈴木議員は「うそをついた外務省職員の犠牲になった。佐藤さんが私の外務省に対する影響力に乗じ不正な支出をさせたと指摘されたが、全くの事実無根。佐藤さんは今まで以上に真実を国民に述べ、外務省の実態を明らかにしていただきたい」とのコメントを出した。

 ジャーナリストの大谷昭宏氏は「外交が機能せず、彼の識見が評価される中で『国策捜査』の主張が浸透した。稀有(けう)な官僚で、裁判には負けたが外務官僚や検察に一太刀を浴びせた」と分析した。【銭場裕司、安高晋】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090701-00000020-maip-soci
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「トカゲのしっぽ切り」佐藤優被告が外務省を批判

7月1日22時36分配信 産経新聞
 佐藤優被告は1日、産経新聞の取材に応じ、外務省の姿勢を「トカゲのしっぽ切り」と厳しく批判した。“有能な外交官”から一転、外務省に損害を与えた「犯罪者」とされたことに納得がいかない様子で、「(事件の舞台となった)北方領土問題で何があったのか、外務省の機密費問題で何があったのか、裁判のため遠慮して話せなかったことを明らかにしていく」と挑発した。

 しかし、裁判所や検察に対する怒りの言葉はなく、有罪確定には「裁判所の判断だからしようがない」。逮捕・起訴した検察当局にも「恨みはない。一人一人の検察官は正義感が強く、捜査も組織としてやったこと。口には出さないけど、私に同情を示してくれた」とかばってみせた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090701-00000641-san-soci
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この記事は書きかけです。

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