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かおる姫、ペアの質問にピリピリだんまり姫

 砂まみれになってボールに食らいつく菅山かおる=神津島前浜海岸
 砂まみれになってボールに食らいつく菅山かおる=神津島前浜海岸

 「ビーチバレー、東京オープン予選兼サテライト神津島大会第1日」(4日、東京都神津島村前浜海岸)

 “かおる姫”こと女子の菅山かおる(30)=WINDS=は、真壁美穂(30)=フリー=との暫定ペアで出場。勝てば国内ツアー第4戦東京オープン(8月28日、東京・お台場海浜公園)への出場権を得る初戦で接戦の末に0-2で敗れ、同大会への出場はならなかった。男子は、NECバレーボール部休部によりビーチに転向した新人、日高裕次郎(22)=フリー=が青木晋平(28)=フリー=とのペアで連勝した。

  ◇  ◇

 絶体絶命のマッチポイント。ブロックに跳んだ菅山は、ネット下に転がり込んだ相手と接触寸前になり、ボールは菅山側のコートに落ちた。反則を訴えての抗議も実らず、試合は終了。不完全燃焼のまま、かおる姫が初戦で姿を消した。

 「目標は予選突破だったけど、ミスがあって乗り切れなかった。練習で合わせてきたんですけど…」と振り返った。今大会限定で暫定的に組んだ真壁とのペア。接戦に持ち込みながら押し切れず、終わってみればストレート負けだった。

 「取材はきょうの試合のことだけにして下さい」。ビーチに転向して半年。溝江明香(産能大)とのペア解消問題や、所属チームの先輩・西村晃一との熱愛が写真週刊誌「フライデー」に掲載された。それだけに警戒ムードを漂わせながら、会見が始まった。

 パートナーは、溝江から、5月のワールドツアー(大阪)はこの日対戦した金田との急造ペア。今大会は真壁との限定ペアで臨んだが、結果が出ていない。それでも「いろんな人と組んで、いい経験。収穫はあった」と前向きだった。

 今後は新たなペアを組んでツアーに参戦する予定。もっとも、相棒については「きょうの試合のことでないので」-。次戦についても「きょうの試合のことでないので」と、ピリピリとしたムードも漂わせつつ、肝心なことについては“だんまり姫”だった。

 「少しずつ成長しています。まだ、勝てるまでいっていないけど」。常勝モードになったとき、“おしゃべり姫”になるかもしれない。






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