オススメ

静岡ラーメン放浪記

ラーメン大好きな管理人が、自ら食べ歩いた静岡のラーメン店を巡る紀行文。
主に静岡市内。東京を中心とした県外版もあります。

  • 2009.07.05 Sunday

アタック25 本日放映


 いよいよ本日、「アタック25」の放送日です。
ところで私はというと、お仕事の都合で放送を見ることが出来ません。
仕方なく録画をしております。
それを見るまで、どんな編集なのか分からず、不安で一杯です。(笑)

タイトルの
「泣いてしまう男?」
これ、誰が付けるんでしょうか?

 ごらんいただいた方で、コメントをいただけます場合は、こちらにお願いいたします。
返事はこまめにいたしますので、どうぞご遠慮なくお願いします。
ただしネットの性質上、名前や住所などの情報に関する記述はお避け下さい。

  • 2009.07.04 Saturday

鳥が犠牲にしたもの

鳥が犠牲にしたもの

 大空高く飛ぶ鳥たち。
もしも大空を自由に飛べたなら、というのは人類にとっての大きな夢です。
この、空を飛びたいという欲望は昔から 尽きることはなく、古くはギリシャ神話のイカロスから 、初めて飛行機を飛ばしたライト兄弟まで、空中散歩に挑戦した例は数え切れません。

 幸いにして現在では航空機が発達していますから、人間はなんとか空を飛ぶことが出来るようになりました。
でも純粋に人力だけで飛べるかというと、「鳥人間コンテスト」でもお分かりのように、難しいものがありますね。

 まあ、簡単に人間に翼を付けただけでは空を飛ぶことは出来ません。
人間には空を飛べない様々な要因があるからです。
まずは翼がないということ。
また例え翼があったとしても、それを動かす力が不足しています。
いえいえ、そんなものはたいした障害ではありません。
実はその一番の理由は、「重いから」なのです。

 忘れやすいことですが、鳥たちは非常に軽いんですね。
雀さんなんかは、ヤキトリの串1本にも満たない重さですし、感覚的には大きな鳥に分類されるカラスでも体重は500グラムほどで、非常に軽い生き物です。
同じぐらいの大きさの猫でも、5キロぐらいあるものもいますからね。

 空を飛ぶと言うことは、当然その体を支えるだけの浮力を作らなくては行けません。
しかし自分自身の体重に相当する浮力を得るには、ヒトは重すぎるんです。
これは体の構造からして違うことからも明らかです。
トリの骨を見ても、中空でまことに軽い骨だということが分かります。
とっくに空を飛べなくなったニワトリでさえも、その体を受け継いでいます。

 鳥たちは、それ以外にも様々なものを犠牲にして、飛ぶ能力を身につけたことになります。
はたから見るとのんびりと飛行を楽しんでいるように見えますが、その裏側には色々なものが隠されているんですね。

 私たちは、とかく光の当たる面だけを見がちです。
羨ましいなあ、あんなことが出来ていいなあ、そう思います。
でも、その奥に隠されたマイナスの部分に目を当てることも、時には必要だと思いませんか。
大切なものを捨てることが出来なければ、新しい道が開けないこともあります。

 考えてみますと、人間は長い年月を掛けて、今のような文明社会を作りあげてきました。
その行程では様々な取捨選択があったはずです。
現代のような高度な文明社会は、多くの犠牲の上に成り立っているのかもしれませんね。

 何か今日は説教くさくなってすいません。(反省)

  • 2009.07.03 Friday

弥七@中津

弥七@中津

 以前は日本橋小網町にあったお店が、何と大阪にまで大移転。
さらには大阪でもブレークして大繁盛するお店になりました。

 じつはこのお店を初めて知ったのは、東京時代で小野員裕さんのラーメン本「魂のラーメン」でした。
それが2002年のことで、その後には大阪店が2005年の「dancyu」にも登場しました。

 さて、梅田の駅で降り、そこから徒歩で目的のお店に向かいます。
このお店は駅から離れているので、初めてでもあり探すのに手間取るだろうと、早めに行ったのです。
そして、お店に着いたのは何と9時半で、もちろんお店は閉まっています。
あらかじめ調査したところによりますと、開店は11時ですがかなりの行列が出来るということでした。

 本日は他にメインの行事予定があって、どうしても遅れるわけにはいきません。
そこでこんなに早く着いてしまったというわけです。
しかしそれにしても早すぎますから、すこし暇つぶしをすることにしましょう。
大都会大阪とは言え、この辺りはまだ昔懐かしい喫茶店がごろごろしています。
そこで傍らのお店に入って時間をつぶすことにしました。

 10時前とはいえ、もう蒸し暑いので、クーラーが利いた喫茶店が嬉しいですねえ。
よく冷えたおしぼりで顔を拭き、美味しいコーヒーをいただきました。
お店のご主人は60代ほどで、お客さんも皆さん 6、70代のご隠居さんばかりです。
中には吸入の酸素を片手に引きずったお方もいらっしゃいました。
そこですることもなく、新聞を読みます。

 さて、時間は10時35分。
そろそろ良いだろうと、喫茶店を出てすぐそばのお店に向かいます。
ところがお店に着いてビックリ、何ともう行列が始まっています。
しかも25分前というのに、すでに10人も並んでいるではありませんか。

 これは大誤算です。
こんなことなら途中で様子を見ておけば良かった。
そんな反省をしても時すでに遅し、泣く泣く列の最後に並びます。
これでは1回目のメンバーには選ばれませんね。

(ああこれはまいったなあ)
ひょっとしたら、待ち合わせの時間にさえも遅れてしまうかもしれません。
それにしても皮肉なもので、私たちの後ろにはもう誰も来ません。
次々とお客さんが詰めかけるなら仕方がないが、たまたま遅れたというのは悔しいですね。
あるいはもう10分早ければ先頭に立てたのかもしれないと思うと、後悔の念がわいてきます。

 気を揉んでいると、何とお店が開いて若い店員さんが出てきました。
どうやら予定を前倒しで開店してくれるようです。
これは助かりました。
ゆっくりと列が進んで行き、お店に入ります。
まずは入り口右手の券売機で食券を購入します。
ここでも、塩ラーメン(750円)に醤油ラーメン(700円)を選びました。

 お店は奥に4人掛けのテーブルが2脚、カウンターに4席で、意外に狭い造りですね。
そのテーブルに二人組がそれぞれ座っているので、スタートメンバーは8人です。
従って、11人目の私たちはセカンドメンバーとなって後ろで待機します。

 人気のお店のようで、壁には有名人やそうでもない方など沢山の色紙が飾ってありました。

 店員さんの活気が良くて、てきぱきと作業をしています。
無理に付けた活気はつまらないですが、こういう自然ににじみ出てくる雰囲気は極上のアプリティーフになりますね。

 前のカウンターに座っている女性はどうやら注文のメニューと違っていたようで、店員さんがしきりに謝っていました。
ミスは誰にでもあるもの、その後が大切です。
お客さんは評判の「つけ麺」を注文している方がほとんどでした。
一度茹でた麺を水で締めるので時間が掛かります。
さらに、「シメのスープ割り」が意外に時間を掛けて作るせいか、なかなか席が空きません。
こういうときに後ろで待つ気分は、じりじりして辛いですねえ。

 それにしてもテーブル席に座っている若いサラリーマン風の男性ペア二組、もっと早く喰わんかいい。
4人全員がつけ麺で、サイドメニューを頼んで、スープ割りを待っていますから、必要以上に時間が掛かります。

 それでも待つこと15分、なんとか席が空いてテーブルに向かいます。
すかさず出てくるお冷やにはかすかにレモンの香りがします。
こういうさりげない心遣いも、待っている客には嬉しいものですね。

 さて、ラーメンが出てきました。
まずは「醤油ラーメン」です。
大ぶりのチャーシューが1枚に、半分の味玉が乗っています。
白髪ネギの上に飾った糸唐辛子が、絶妙のアクセントになっています。
スープを一口いただくと、これはまた濃厚な鶏白湯スープですね。

 これは旨いです。
ここまで濃厚なスープはなかなか見かけませんね。
麺は細麺で、スープの絡みもほどよいです。
味はそれほど濃くはないので、最後まで飽きずに食べられますね。
薬味にはタマネギのみじん切りが入っていてこれもいい箸休めになります。

 こちらは相方の「塩ラーメン」これはまたクリーミーです。
真っ白なスープはミルクか牛乳が入っているんでしょうか、これも濃厚です。
塩ラーメンというとあっさりしたものを想像しがちですが、これはまったく違う塩ラーメンですね。
なるほど大行列のわけが分かりました。

 後ろで立って待っているお客さんの冷たい視線を感じながら、思わずスープまで飲み干す勢いで完食です。
いやあ美味しかったです。
味良しサービス良し、これは人気が出て当然ですね。

  • 2009.07.02 Thursday

マクドと吉牛

マクドと吉牛

 私事ですが、日ごろ朝食を外食することは、めったにありません。
日本人なら朝は温かいご飯におみそ汁が定番。
それに漬け物か焼き海苔でもあれば御の字です。
納豆なんか付いていた日にゃ、お祝いでもしないといけません。

 まあ、パン食の時もあるんですがそれはさらりと流してください。
わざわざ出かけていって朝食を食べるということは、面倒でもありますし、独身時代ならともかく、家庭持ちにはあまり無い出来事なんです。
ところが最近その朝の外食が続きました。

 まずは先日の大阪行きで、朝食をいただきました。
これが「吉牛」です。
牛丼並盛り(380円)にみそ汁(50円)を付けて、430円也。

 久しぶりに食べる吉野家の牛丼でした。
これが思いの外美味しくてビックリ。
たまにはラーメンよりも牛丼が良いかなあ。

 そして本日、実は健康診断のため昨晩から食事抜きです。
朝一番で検診を済ませ、9時半という半端な時間になりました。
今さら何か作ってもらうには気が引けますし、カップ麺では情けない。
そこで出かけたのが「マクドナルド」です。

 おあつらえ向きに、こういう機会がないと絶対に食べないであろうメニューが一つありました。
それは最近出てきた「メガ・マックホットドッグ」です。
コイツが気になっていたので、ぜひ一度食べてやろうと、お店に飛び込みました。
都合の良いことに、ただいまセール中でお安くなっているといいますから、これはチャンスです。

 お店に入って、さっそく注文します。
「マックホットドッグ・メガ」に「ハッシュドポテト」「Sサイズのコーラ」で390円でした。

 トレイに乗せて出てきましたが、あれ、意外に小さいんですね。
包み紙を開けてみますと、どうも「メガ」という割には、たいしたメガではないような気もします。
マスタードとケチャップが両脇に掛かっていて、味はアバウトです。

 食べきれなかったらどうしようかなどと、無駄な心配をしていましたが、まったく問題なく完食しました。
まあ、朝食ですからこんなモンで十分なんでしょうが、ランチには物足りないでしょうね。
いまは割引セールですから納得ですが、これが500円以上になると間違いなく「吉野家」に軍配が上がりますね。

 久しぶりに上がったマクドの2階は、喫煙室が完全にガラスで仕切られていたのにビックリしました。
この時間帯は食事よりも、コーヒーをちびちびやりながらパソコンを叩いたり、本を読んだりして暇つぶしをしている方がほとんどでした。
何となく場違いなオジサンは3分でホットドッグを平らげ、そそくさと立ち去ってゆくのでした。

  • 2009.07.01 Wednesday

女悪魔の任務

女悪魔の任務

ピアズ・アンソニイ 著

 お馴染み「魔法の国ザンス」シリーズの最新作でこれが19作目になります。
もちろん第1作の「カメレオンの呪文」からすべて読んでいますが、相変わらずの面白さで、さすがはアンソニイです。
もちろんこのシリーズすべての翻訳者である、山田順子さんの力による部分も多いんですね。

 何と言ってもこのシリーズのメインは、「しゃれ」なんです。
それも英語のしゃれですね。
当然ながら英語が不得手の私などは、どこがしゃれなのか分からない部分もあります。

 たとえば、こんな怪物が登場します。
がっしりとした柱だが何とヒゲが生えています。
その柱のそばを通り過ぎようとすると、柱がいきなり大きな猫に変身。
巨大猫が飛びかかってきます。
それに対抗する女悪魔は、冷たい水の柱に変身します。
巨大猫は、その水柱に突っ込み、すさまじい悲鳴を上げると、元の柱に戻ります。

「あれは何だ」
「猫(キャット)か(オア)柱(ピラー)さ」
「キャタピラーとも言う」
「またあれがネコに変わる前に、ここを通り過ぎよう」
「まったくもって妙ちくりんだ」

 こんなよく分からないだじゃれが、バンバン出てきます。
未熟者の私には、どこが面白いのか分かりませんけれども、見栄張って笑うことにします。

 さて、今回のあらすじです。
たぶん分からないでしょうが、写してみましょうか。

 ヴェレーノと結婚し、ラヴラヴの毎日を送る女悪魔のメトリア。
だがいくらサインを送っても、コウノトリはやってこない。
どうしても赤ちゃんが欲しいメトリアが魔法使いハンフリーに尋ねると、鳥の王シムルグの任務を果たすべしと告げられた。

 そしてシムルグからは、ロク鳥のロクサーヌの裁判のため、判事、陪審員など総勢30人を召喚せよと命じられる。かくてメトリアはザンスを駆けめぐり、マンダニアにまで行くことに・・・。

まあ皆さん面白いですからだまされたと思ってぜひ読んでみてください。

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