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これはゲーマーの勝利というべきかな?

優良タイトルが続々移植、ここ数ヶ月で急に勢いづいてきたPS3
ファミ通の読者に支持された他ハードの優良タイトル2本がPS3に移植という結果に
Xbox360でもっとも評価の高かった『テイルズ オブ ヴェスペリア』、Wiiで一番評価の高かった『428』。どちらもこの秋にPS3版が発売されます。ゲーマーが支持する上位3タイトルがすべてPS3で遊べてしまう。それって、凄いよね。

もはや1つのハードに「すべてのゲームが集まる」時代ではないものの、「ほとんどの優良ゲームは集まる」「ゲーマー向けタイトルの大半は集まる」かもしれない。そういう期待感を持った人もいるんじゃないでしょうか。

それにしてもこの3本、いずれも独占タイトルであるかのように言われていたのですが、結局それを貫いたのは『MGS4』だけですか。ファンに対して正しくメッセージを発し、有言実行を続けていくのがどれほど難しいか。「好きを貫く」難しさを感じますね。

ゲーム会社も頑張ったし、PS3を支え続けてきたゲーマーの勝ち取った成果でもある。「ゲーマーが多いプラットフォームはどこか」を自らの購買活動を通して、証明してみせたのですから。まさしく真の意味でのゲーマーの民主的勝利ですね。

次は『アイマス』でしょうか?
来年発表の『続編』まで待たなくてはいけないのかもしれませんが、おおいに楽しみ。


個人的には『428』の売り方について色々と思うこともありますが、大局的な流れの一環、言うなれば「天意」のようなもの、と受け止める気持ちが必要かもしれませんね。失敗した人達にも、新しいマーケットでやり直す機会は与えられるべき。無論、「誠意」を示して成功を掴むか、誠意を示さずに過ちをくり返すかは、当人達の選択次第ですし、今の所は「誠意」に欠けているように思えますがね。

メタルギア ソリッド 4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット PLAYSTATION 3 the Best テイルズ オブ ヴェスペリア(初回封入特典:スペシャルバトル先行ダウンロードカード同梱)

428 封鎖された渋谷で (PS3版)
428 封鎖された渋谷で (PSP版)


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> あのどん底の状態からよくぞここまで持ち直した
同感です。
Wiiと360では、埋められないニーズがあった、という事なんでしょうね。


> スパイクが移植元だったんですね
> (そりゃ誠意が足りないといわれても仕方ないですね)
よりにもよって、スパイクかよ。
って思う人もいるでしょうね。

「428」自体は良作ですが、販売については・・・・好きになれないですね。
まあ、今のチュンソフトはユーザーが見えてないんでしょうね。『シレン』を巡る騒動の時にも感じた事ですが。

PS2からPS3への移行がスンナリと進んでいたら、多分これから実現するようなラインナップが揃っていても、「続編しか売れない」「ゲーム業界は下降線」とか言われていたでしょう。
その間にWiiの束の間の成功が入ったおかげで、ゲーマーの勝利、ゲーマーとゲーム会社の幸せな関係バンザイとなるから面白いものです。
さしずめ長くつきあってお互いに不満タラタラになった夫婦が、魅力的な不倫相手を見つけたけど、やっぱり妻が夫が一番だと気づいたみたいなものですかね(笑)
いい倦怠期の解消になったのではないでしょうか。

確かにサードは普及したハードに出せばいいというバカな考えを改めたのは
いいことだと思いますが
やってることが続編だらけというのはどういうことなんでしょう?

これって今のマンガ業界と一緒で
ユーザー層拡大じゃなくて常にファミコン世代ねらい打ちの
消極的な攻めじゃないんでしょうか?

漫画雑誌も読者と一緒に高齢化していくもんだから
サンデーやビックコミック系なんて縮小の一途じゃないですか?
いつまであだち充や高橋留美子に頼っているんだと。

私はサードがユーザーに適切なソフトウェアを提供するというのは
当たり前だと思いますが、それだけじゃメーカーが幸せになれると思いません
いまだゲームで遊んでいない新規プレイヤーに向けたソフトをサードが開発しないと
いけない時期が来て居るんだと思います、任天堂だけ勝手にやってろ!では
あまりにも無責任で市場の縮小はますます加速していくだけだと思います。
 
この状況の行き着く先がゲーマーの勝利とは私はとても思えません
数年後ゲームメーカーの倒産、統合が繰り返されゲーム市場がとんでもないことになるのではないか?映画産業のようにハリウッドメジャー数社になり
ユーザーは汚いゲーム画面をボロクソに叩きだし大作至上主義になっていくのでは
(いまでもPS3や360で画面の綺麗さの競い合いが醜いです)

もはや数億円の予算ではユーザーは満足できなくなり 
資金繰りの悪化した日本のメーカーはiPhoneなどミニゲームに逃げだし
ますますHDゲーム機でリリースされるソフト本数は激減していくのではないでしょうか?
 
はたしてゲーマーの勝利ってなんなんですか?
自分の欲望を満たせればそれが勝利なんでしょうか?

私はゲームが広く国民に支持され、あのゲームで家族の会話が増えた
あのゲームが私の人生を変えた、ゲームは頭にイイ、あのゲームがあったから痩せられたw
などゲームの地位向上こそがゲームを愛する人たちの勝利だと思うのですが・・・
バイオレンスとエロに特化していく今のゲーマーの勝利という定義がゲーマーの
勝利なんでしょうか?

話が少しずれますが。

> まあ、今のチュンソフトはユーザーが見えてないんでしょうね。『シレン』を巡る騒動の時にも感じた事ですが。

個人的には、昔から、チュンソフトは基本的に(クリエイターが)作りたいゲームを作ってきた会社だと思っています。
ただ、それが、今の時代では難しくなってきたというのは、すでに、クリエイターの皆さんは気づいている所ではないかと思います。宮本氏のインタビューを例に出すまでもないかも知れませんが・・・。

///////////////////////////////////////////////////////

http://wiredvision.jp/news/200906/2009061823.html
> 人がある状況に直面すると、その状況を評価し、その評価に基づいて、「これらの製品が売れないのであれば、どのようにすれば、もっと成功する製品を作れるだろうか」と考えます。恐らく、これまで日本のゲーム業界の状況は、自分たちの望むものをなんでも作ることができ、それがかなりうまく行った、というものでした。ですから、今の状況を見る中で、時とともに少しずつ、人々はこれまでよりも客観的に状況を見て評価するようになると思います。そうすれば、成功の兆しを見せるゲーム・タイトルが発表されるようになるでしょう。
> 今の状況は、消費者がゲームを買わないのが悪いとか、ゲームのマーケティングが失敗している、といったものではないと思います。ゲームを企画し、設計する人々の問題であり、人々から求められていないゲームが作られてきたのかもしれません。

///////////////////////////////////////////////////////

では、どうすればいいのか?という話になる訳ですが。
作りたいゲームを作れないから、ゲーム会社に勤めている意味は無い。ならば辞めてしまえ!みたいな人もいるでしょうし。

個人的に一つ思うのは、今の時代的には、"ハイブリッド性"を過去にない以上に要求しているのではないかと思います。
別の言い方で言えば、"外部性を持ち込む"重要性というか。

例えば、ヱヴァの破にしても、個人的には、あのやや浮いた存在の鶴巻キャラは非常に重要な存在ではなかったかと思っています。ループ構造=自己憐憫の無間地獄から物語を(27話へ)進める上でも、ヱヴァという存在を現在という時代にフィットさせる上でも、庵野氏は「自分とは違う価値観を持ち込む」必要があった。

・・・全然例えばになっていないので、もうちょっとちゃんと書きますと、「オタク」的モノでないモノに、「オタク」的付加価値をつけるとか、あるいはその逆、もしくは、「萌え」でないものに「萌え」的価値観を持ち込むみたいなことを割と自覚的にやるのが、トレンドになっている気がします。

例えば、「初音ミク」は分かりやすい例ですし、その逆としては、個人的には、「モンハン」なんかは、「ゲーマー(=オタク)」層が飛びついているというよりも、実際ハマっている大多数は、リア充の方々なのではないかと思っています(でないと、あれだけ売れた説明もつきませんし。というか、オタク的なモノにあまり後ろめたさが無くなっている事自体がすでに逆転現象と言える訳であり、私の学生時代には全く考えられない状況になっている訳ですが)。

知育ゲーにせよ、パチンコにせよ、萌え米にせよ、例を挙げればキリはありませんが、もう、日本が全体的にそうなっている感じはしますね。(もちろん、失敗例も沢山ありますが、それが実際に非常に面白かったり、金になったりする例が非常に多い訳です)

ですので、適切なゲームを適切なマーケットに投入する、という硬直化したドグマ、例えば、ライトユーザー向けゲームをWiiに投入するというよりも、一見、ライトユーザー向けに見えるし、そうも宣伝しているが、実は、ゲーマーが無茶苦茶やり込めるゲーム、というのが任天堂の正体に近いような気もします(逆に、PCのノベルゲーは、思いっきりオタ向けに見えて、ゲームシステム自体は敷居低いですし。遊んでいないので偉そうな事は言えませんが、「428」は、その辺のバランスの悪さが購入欲に繋がらなかったようにも見えます)

で、Wiiスポーツリゾートで腕が痛いとか思う訳です。

>QUI さん
DSやWiiのようなカジュアルゲーム機の台頭が、ゲーマー向けのソフトを作っていた開発者を良くも悪くも刺激したのは確かでしょう。ゲーマー向けのソフトを作る際でも、PS2後期に比べて、「遊びやすさ」を重視するようになったと思います。

たとえるなら、うどん屋とラーメン屋の競争といいますか。
ラーメン人口拡大を掲げる老舗のラーメン屋が、「脂ぎったラーメンをどうやったら食べやすくできるんだろう・・・・」と真剣に考えて、研究を重ねたら、いつのまにかうどん屋になっていた。「おお、これなら、おじいちゃんでも食べやすい!」

そして、うどんブームが巻き起こります。
うどんが「健康」「食べやすさ」「全年齢」「(脂ぎってないから)おじいちゃんでも食べやすい!」をアピールして、流行っていく。一方、ラーメンはちょっと元気が無くなっていた。

で、ラーメン職人がうどん屋でラーメンを出すんだけど、全然売れない。その間に、モンハンラーメンというラーメンが流行って、独特の濃い味わいや、ボリュームが話題になって、友達をさそってラーメン屋に出かける人達が行列を作るようになりました。

それを見たうどん屋も、薄味のさっぱりしたうどんだけじゃなくて、味わい深い、奥行きのあるうどんを出し始めた。そして、うどん屋とうどんファンが「ラーメンらしいラーメン」とか「ラーメンらしいうどん」とか、主張している。でも、ラーメン屋に並ぶ人達は「うどんが上手いのはわかったよ。でも俺は二郎が食べたい」と言っている。

・・・・という状態のように思えますね。


>ヒカリ さん
> ユーザー層拡大じゃなくて常にファミコン世代ねらい打ちの
> 消極的な攻めじゃないんでしょうか?
うーむ。
マーケット的に見ると、ファミコン世代が一番多いのはDSとWiiですし、ファミコン世代を狙ったタイトルが多いのも、任天堂ハードですよね。Wiiではバーチャルコンソール、DSではリメイク作品が多い。

30オーバーのクラシックゲーマーに対して、どういうソフトを供給したらいいか、攻めあぐねている会社は少なくない。その年代のユーザーは、新しいものよりも、古くて懐かしいものの方が魅力的に感じるわけです。そういう人達に新しいソフトを買ってもらうにはどうしたらいいか。

『世界樹の迷宮』は、「懐かしさを感じるが、新しいタイトル」であって、そういうタイプのソフトがDSでは増えていくのかもしれません。DS向けに発表された「ファイナルファンタジー外伝」もあえて古典性を狙っているように見えますね。


>bin3336 さん
カジュアル向けか、ゲーマー向けかは、マーケット的には「やり込めるかどうか」ではない、と思います。リゾートは前作に比べて、リモコンの入力精度が向上して、やり込めるようになっていますが、だからゲーマー向けかというと、そうではありません。

ネット上にあるリゾートの感想やレビューをよむと、一部の商業ライターや任天堂ファンが「これぞゲーム」「これこそゲームらしいゲーム」と書いているのを見かけますが、不思議な光景ですね。そうした言葉が、モンハンで遊んでいる人達に届くかというと、まったく届かないように思えるだけに。

QUIさんへのレスで、うどん屋とラーメン屋というたとえを出しましたが、ラーメンを食べたくて行列に並んでいる人に対して、「味わいが奥深いうどん」や「うどん屋のラーメン」を出しても、「いえ、食べたいのは二郎です」と答えるでしょう。「二郎」が食べたい人は、わざわざ「ラーメンらしいラーメンを食いたい」なんて口にしません。「ラーメンらしいラーメン」にこだわるのは、うどん屋とそのファンですね。

うどん屋とラーメン屋って、味の違いだけじゃなくて、店の内装の雰囲気も含めて、違うものであって、老舗のうどん屋で二郎を食べたいだろうか? 逆に二郎でうどんを食べたいだろうか? と考えた方が自然なんじゃないかな、と。カジュアルユーザー向けか、ゲーマー向けか、なんて突き詰めれば、その程度の話に思えますね。

僕は、うどん屋が二郎を作り始める必要は無いと思うし、ラーメン屋がうどんを作る必要性も感じません。ラーメン屋はむしろ「つけ麺」を作るべきなんじゃないか?(そういえば、2007年〜2008年にかけて、つけ麺を出す店が増えてますね)

侍道3、白騎士、デモンズあたりからじわじわと気配はありましたが、やはり少しずつ盛り上がっていますね、PS3。
今年の夏はドラクエモンハンポケモンと全て話題を任天堂にもっていかれ、現状の国内ではこれに匹敵するタイトルが一つも存在していない以上、対抗馬を立てるのも無理なレベルですが、秋から冬タイトルの充実っぷりは去年の惨状からはとても考えられないですよね。
間には東京ゲームショーもありますから、国内向けタイトルの更なる充実が期待できそうですし、HD機だけでも当分は遊ぶゲームに困ることはなさそうです。
ただ428に関していえば、テイルズとかと違って、PS3で出そうがPSPで出そうがWiiで出そうがそこまで売り上げに関係なさそうな(特に今回のようなベタ移植だと)のが、AVG好きとしては辛いところです。PSPはハード性能こそ向いてはいますが、市場として強いのはキャラクター性の強いアニメ系のアドベンチャーで、428のような実写系は苦手とする分野なんですよね……案外、リアル志向に慣れているPS3ユーザーの方に受入れられるような気がします。

>>ヒカリさん
仰ることは分かるのですが、一度圧倒的大差でPSPを突き放して、ライトユーザーに広く普及していたDSは、サードメーカーがこぞって任天堂の真似で内容の違いがよく分からない実用系ソフトを出し続けた結果、従来のゲーマー層に「DSだけでは自分が満足するようななゲームはできない」と思われ、PSPが盛り上がることになったのでは?WiiではWii FitやWii Sportsの2番煎じがあまり出ていない(デカスポルタとかは一応ありますけど)のは、サード自身がその失敗を痛感しているのもあるのではないかと。
正直なところ、PS3にしろXBOXにしろ、今世代に関していえばPS2のような国民機のような立ち位置になるのはもう絶対不可能なわけで、今更ライトユーザーの取り込みを狙うのは無駄だと思います。普及台数ではWiiに適わなくても、市場規模では従来のPS2からのユーザー層に支えられる、今のPSPのようなポジションを確率させるしかない。SCEJ自身、みんなでシリーズやぼくなつ新作をPSPに移したり、国内据え置きに関してはもうほぼ努力を放棄したように思います。(リモコンもどきとかNatalはWiiが取り込んだ層を狙ってはいますが、国内では見向きもされないでしょうし
Wiiで新しい層を開拓する努力をサードはもっとするべき、というのでしたら、仰る通りだと思います。そのあたり、バンダイナムコなんかは太鼓の達人とかファミリースキーなんかを上手い具合に当ててますよね。アークライズファンタジアとか朧政宗みたいなのばっかり作って、「死にそうだから買ってください」とか言ってる会社は猛反するべき。シリーズものでこそありませんが、結局はあのあたりもPS2路線をまんま引き継いだ新規開拓が望めない類のタイトルだと思いますし。

>>ユーザーは汚いゲーム画面をボロクソに叩きだし大作至上主義になっていくのでは
(いまでもPS3や360で画面の綺麗さの競い合いが醜いです)

ただ、これだけはこれっぽっちも同意できません。確かにPS3やXBOXはグラフィックの要求水準が他に比べれば高いことは事実ですが、最近話題になっているロロナのアトリエなんかはPS2.5レベルのグラフィックですが、DSで死にかけていたアトリエブランド復興の兆しを見せました。
海外はまさに言われた通りの現象が起きつつありますが、日本ではグラフィックを重視するユーザーが少ないからこそ、どれも据え置きがパッとせず携帯機がメインになる市場ができているのではないかと。それじゃあ満足できないという一部の人達がHD機を購入しているという状態で、少数派もいいところです。SDに残っている人達をなんとかHDに引き上げようと努力をしている最中なわけで、まだまだその懸念は早すぎるのでは。
あとPS3とXBOXの画像の綺麗さの競い合いが酷いというのは、いくらなんでも某匿名掲示板関係の煽りを真に受けすぎだと……あんなの制止画で両方を見比べて初めて分かる程度の些細な違いなのが殆どですし、それで劣化劣化騒いでるのはゲーマーじゃなく特定ハードを貶したいだけの煽り屋だと思います。

>F91G さん
今年のDS向けのラインナップは、DSの最盛期に仕込み始めた物が出ています。PSPは好調になってから、タイトルが増えているので、今期後半から来期にかけて、一段と増えてきますね。ゲーム開発は時間が掛かるので、ユーザーから見えるより早くメーカーは動き出します。

SCEとしては、今年はPSPを盛り上げたいので、PS3が相対的に弱く見えるリスクは抱えてますね。『FF13』も出てきますから、あまり心配要らないでしょう。『GT5』も遅くとも来期には出すでしょう。ソニー本体の動きが絡むので、業界各社の予想と違う動き方をすることもありますが、各社が期待しているのが「PS2市場の受け皿を作る」ことなのは、理解しているはずです。

マーベラスがHD機へ!?他今週気になったニュース
http://ameblo.jp/kentworld/entry-10293016604.html
先日「悲鳴」をあげたマーベラスが株主総会において、WiiタイトルのHDゲーム機への移植を行う、と発表しています。

2年前は「PS3で作っていると、株主から責められる」状態でしたが、今は「Wiiで作っていると、株主から責められる」状態なんですね。ゲーム会社の経営陣は大変だな、と思います。スクウェアエニックスの野村チームや、コナミの小島監督、セガの名越氏あたりは、「ほら、言わんこっちゃない」と内心思っているかもしれません。PS3で作っていた物は、360にも展開しやすいですしね。


> WiiではWii FitやWii Sportsの2番煎じがあまり出ていない
> (デカスポルタとかは一応ありますけど)のは、サード自身がその失敗を痛感している
そうですね。
意外なほど、各社とも「Fit」路線に乗ってこなかったですね。

日本に関しては、『脳トレ』は市場をリーディングするタイトルだったけど、『WiiFit』はキラータイトルだった、という事です。ハードの趨勢を変えるのは、キラータイトルではなく、リーディングタイトルの有無なんですね。亜種が出ないソフトは、市場を膨らませることができない。

『モンハン』というリーディングタイトルが出たことが、PSPの復活につながりました。まあ、なかなかリーディングタイトルは出てきませんが。売れるだけではリーディングにはならない。例えば『ドラクエ』や『FF』はかつては、リーディングタイトルでした。しかし『ドラクエ9』や『FF13』は、売れて当然なので、市場をリーディングできない。

リーディングタイトルは、
  ・売上本数が大きい。100〜200万本以上売れる。
  ・売れた理由が明快(少なくとも明快で、分析しやすい)
  ・他社が似たようなソフトを出しやすい。(パクりやすい)
  ・シリーズの初期作品である
という、非常に希有なタイトルです。

パクりやすさ、というのは、結構大切なんですよ。『脳トレ』はパクリやすいから、あれだけフォロワーが出てきたわけで、フォロワーが多いから、「ブーム」になるし、ブームが沈静化&定着化していく過程で「ジャンル」化していく。

Wiiシリーズは、(ハードメーカーの戦略タイトルとしては)パクリにくさが欠点ですね。Miiに関する姿勢の変化もそうだけど、任天堂は「パクリよくない」という態度を出し過ぎるのが弱点ですね。「パクリ、ウェルカム」ぐらいの大らかさを示さないと、寄ってきませんよ。パクられてナンボです(笑 他社が容易にパクれないような「肝」をガッチリ押さえつつ、表面的にはいかにもパクりやすそうなソフトがハードを活性化させるんですから。

二郎、ウチの近くにあるんですけど、ジロリアンの言う
『二郎はラーメンじゃなくて「二郎」という食べ物なのだ』
という言葉通りのものでしたw

ゲームで言うなら「モンハン」じゃないかな。
モンハンが300万本以上売れているけど、そのユーザーの次に買うのは…
やっぱりモンハン…みたいな。

二郎が食べたいなら二郎、他のラーメン屋じゃ代わりにならないと。


最近の傾向として、フォロアーが成功しにくい市場、
元々、代替需要のニーズが少ないゲームという商品が
ユーザーの嗜好細分化によって「コレジャナイ商品」は要らないと
ハッキリ意思表示をするようになっている。

後追いよりも独自のポテンシャルを発揮出来るところじゃないと
生き残れない厳しい(ですが、正しい)市場になってますね。

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