橋下知事、東国原知事の“国政ラブコール”保留
◆ 大阪市内で会談 ◆
大阪府の橋下徹知事(40)は3日夜、大阪市内で宮崎県の東国原英夫知事(51)と会談した。自民党からの次期衆院選出馬に意欲を示す東国原知事に対し、橋下知事は地方分権をめぐり民主党の取り組みも評価するなど2人のスタンスは違うが、約1時間半の会談後には、2人揃って大阪府庁で会見。東国原知事は、首相になった時には橋下知事にその“右腕”となる首相補佐官のポストを用意していることを明かした。
東国原知事は会見で「地方分権は国のすべてのことにかかってくる」と、地方分権こそ衆院選のポイントであると力説。「もし自民党総裁となって、首相になったら橋下氏に入閣を要請するか」と問われ「霞が関との闘いになる。やってもらいたい」。さらに、現在の地方への財源移譲など諸問題への特効薬として「2人が一緒になること。結婚です」とラブコールを送り続けた。
一方、橋下知事は「(内閣構想は)初めて聞きました。東国原知事を尊敬している。しかし、政党が変わらないといけない」と答え“求婚”を保留した。
[ 2009年7月4日付 ]
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