高山、世界戦直前も焦りなし!余裕の温泉旅行
ジムワーク後、中出博啓トレーナー(左)と和歌山・白浜へ出発した高山勝成 |
3度目の世界奪取に挑む高山勝成が3日、神戸市のジムでサンドバック打ち15回などを消化し、試合前の調整を実質打ち上げた。その後、中出博啓トレーナーと和歌山・白浜へ出発。世界戦直前のボクサーには禁じ手といえそうな2泊3日の温泉旅行だった。
「試合のイメージは膨らんでます。あとはリラックスして試合に集中するだけです」
温泉で疲れを取り会席料理で栄養補給する。品数は10〜12でおかわりも可。デビュー以来恒例の試合直前旅行中、リングのことは頭から除外する。ボクシング絡みの行動は白良浜にあるエディ・タウンゼントトレーナーの胸像に手を合わせる瞬間だけ。11日後に迫った世界戦へ焦りがない証拠だ。
それを可能にするのが順調な減量。47・6キロの最軽量級リミットまであと500グラムだった。人づてに聞いたエディトレーナーの口癖を思い出す。「試合前はハッピーになりなさい」。やり残しのない状態で2年ぶりの世界戦ゴングを待つ。
◆ WBA世界ミニマム級タイトルマッチ ◆ (7月14日、神戸ワールド記念ホール)
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[ 2009年7月4日付 ]
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