広島放送局

2009年7月4日 19時18分更新

多文化共生社会目指すシンポ


文化交流を通じて国際的な平和構築をどう実現するかを考えるシンポジウムが、広島市中区で開かれました。

このシンポジウムは、在日韓国人と日本人の交流事業などを行っている韓日国際交流センターが開いたもので、会場の広島市中区のまちづくり市民交流プラザにはおよそ80人が集まりました。
はじめに、在日韓国人で県内で病院などを経営するカン・インスさんが講演し「被爆地の広島から世界に向けて共存共栄のメッセージを送らなければいけない。
EU・ヨーロッパ連合のようにアジアの国々による共同体を作ることが平和の実現につながる」と訴えました。
続いて、国際交流や平和運動に取り組む7人によるパネルディスカッションが行われ、この中では「国際的な平和を構築するためには、子どものころから異文化を理解するための教育を進めることが重要だ」などという意見が出されていました。