「韓国の大学の卒業生は名門大出身であるかにかかわらず、創造力に欠けています」

　GEインターナショナルのヘザー・ワン人事担当首席責任者は、韓国の大学の卒業生のグローバル評価を調査するため、本紙が行った電話インタビューで創造力不足の問題を鋭く指摘した。米国のGEグループのグローバル政策を所管するGEインターナショナルでアジア地域の人事総括を担当してきた彼は現在、ベルギーのブリュッセル本社に勤務している。

　ワン氏は「韓国の大学の卒業生が他のアジアの大学の卒業生と比較される点を挙げるならば創造性だ。これは（高校や）大学での学習及び教授方法にあると考えられる」と語った。彼はまた、「（韓国の大学教育は）討論よりも詰め込み式であるため、多様性を受け入れず、正解と型にはまった思考を知らず知らずのうちに求めているのではないかと思う。韓国の大学の卒業生はいわゆる名門大学出身であるかにかかわらず、創造性が等しく不足している」と語った。ワン氏はまた、「グローバル企業では特定の分野に対する深い知識も重要だが、実際の変転極まりない環境に対して、様々な関連知識を運用・適用することで、新しく独特なものを作っていく創造的な思考が特に重視される」と付け加えた。

　欧米とアジアの大学の卒業生を比較してほしいとの質問に対して、彼は「欧米の大学は幅広い知識を求め、様々な学習の選択の機会を与えることで、奇抜な発想や開放的な思考力を育てていると感じる。一方、アジアの大学は特定分野での深く詳細な学問的知識を習得させるため、課題や理論、正解を中心に適合したカリキュラムに依存する学習方法を好む傾向にあると感じる」と語った。

　ワン氏はまた、「GEが人材を採用する際はどの国から来てどの大学を卒業したかよりも、その卒業生が大学でどのような個人的な成果を成し遂げたかという点をより重視する」と語った。

大学評価チーム＝アン・ソクペ記者（リーダー）

李仁烈（イ・イニョル）記者

李智恵（イ・ジヘ）記者

チェ・スヒョン記者

オ・ヒョンソク記者