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中国誘拐団、都内に潜伏 他人旅券で入国、斡旋役4日逮捕 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:暴力団・外国人犯罪
誘拐された児童3人のうち2人は見つかっているが、1人は行方が分からないという。中国当局は、行方不明の児童を保護するなど全容解明を進めるためには男を逮捕して供述を引き出すことが不可欠と判断し、誘拐容疑で逮捕状を取った。今年4月には男の身柄を引き受けるため、日本側に国際刑事警察機構(ICPO)を通じて男の情報を伝えるとともに、男の身柄を確保して日本国外に強制退去させるよう要請していた。
要請を受け、警視庁組対2課が捜査を開始。男が東京都大田区内のアパートで寝泊まりし、自宅近くの食品製造会社の工場で従業員として働いていることを把握。男が19年6月ごろに他人名義のパスポートで日本に入国し、不法に滞在を続けているとして、入管難民法違反(不法入国、不法在留)の容疑で逮捕状を取った。
中国での誘拐多発
今年4月から約1カ月間で72の誘拐団を摘発し、中国当局が女性や子供ら計410人を保護している。人身売買目的で、背景には一人っ子政策での農村部の嫁不足などがあるとみられる。最近では組織が大規模化し、調達や仲介などの役割も細分化、ビジネスとして広域化しているという。女性の値段は、最も安い貴州省で1人5000元(約7万円)程度とされる。
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