欧州市場で野村グループの株式売買シェアが急上昇している。6月のロンドン証券取引所での株式売買シェアが6.3%と3位となり、自己売買を除く対顧客取引のシェアでは10.5%と初めて首位になった。米リーマン・ブラザーズの株式部門を引き継ぐ以前の野村のシェアは100位以下にすぎず、リーマンの統合効果が表れた。
野村は昨年9月、破綻したリーマンの欧州・中東部門から株式事業と投資銀行事業を買収。人員や顧客口座を引き継ぐとともに両社の株式売買システムの統合作業を進め、1月から新システムを使った売買注文の取り次ぎをスタートした。
(07:00)