韓国の飲食店では、おかずの使い回しが慣例化し、問題となっていましたが、食品衛生法の改正で、3日から使い回しへの罰則として懲役刑も科されることになりました。
「テーブルの脚が折れるほど」という言葉もある韓国。おかずをただで大量に提供しなければ客足が遠のくという理由から、平気で使い回しをする店は少なくありませんでした。
この問題を改めようと食品衛生法が改正され、4回以上違反した場合には店舗の閉鎖などの処分に加え、3年以下の懲役刑や罰金刑が科されることになりました。
「食べ物を捨てるのは心が痛かった。食べられない人もたくさんいるのに使い回すこともできないから捨てていました」(レストラン経営者)
罰則の強化に伴い、客の理解も得られると判断して、こちらの店では、おかずの出し方を変えました。おかずが入ったかめを用意し、客が食べたいものを好きなだけ、よそうようにしたのです。
「おかわりさえできればいいよ」(客)
キムチやナムルといったおかずの使い回しが禁止される一方で、使い回しが認められているものもあります。
肉を包んで食べる野菜は、前の客が残したものでも洗いさいすれば使い回しが認められています。このレタスはどっちでしょうか・・・。
日本人の感覚からすると、まだ不衛生な感じも残りますが、料理の使い回しが暗黙の了解として許されてきた悪しき習慣は大幅に改善されそうです。(03日11:04)