「テッド・ファイヤー! がががっ!」
■知人の日記要旨
最近の若者は根性がないぞ。
なんで?
■コメント返信
1.インフラの整った生育環境
2.苦労の不足
3.情報化による世界のネタバレ化
1.
生活機能の行政化、コンビニ化で、
答えがすでに整理され、用意されている環境で生育する。
果たして、試行錯誤に耐えられない、近道を求める、
あいまいな解を不快と感じる。
2.
団塊世代~新人類世代の親は、
「わが子には自分のような苦労をさせずに偉くしてあげたい」と考える。
果たして、打たれ弱く、わがままな子どもができあがる。
3.
高度に情報化した社会では、危機回避のための事前情報、
自己分析のための比較情報、周囲観測のための統計情報が与えられる。
これらは非常に便利な反面、
子どもから感動(喜怒哀楽、不安または安心)を奪い、
自己存在の矮小化(かつて自分だけのものと思えた経験が、
実はありふれたものだった)と、自己同一性のゆらぎ
(自分と似たような人間はいくらでもいるようだ)を招来する。
世界がネタバレしている状態なので、
期待の水準が低下し、あきらめが早くなり、
あるいは始めから努力をしなくなる。
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