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大江健三郎、小田実、井上ひさし、加藤周一、澤地久枝、三木睦子、鶴見俊輔、奥平康弘、梅原猛

「九条の会」メールマガジン記事の詳細 (第73号)
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☆☆☆ 「九条の会」メルマガ詳細版   2009年6月25日 第73号 ☆☆☆
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憲法9条、未来をひらく
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「九条の会講演会―加藤周一さんの志を受けついで」のビデオ・DVDが完成しました 

マスメディアでも紹介され、全国から参加者を迎えて開かれた上記講演会の記録です。2009年6月2日、東京・日比谷公会堂に満ち溢れた講演会の感動を味わってください。

講演:井上ひさし 大江健三郎

あいさつ:加藤周一さんのパートナー 矢島翠さん

うた『さくら横ちょう』 ソプラノ大橋ゆり・ピアノ村上弦一郎

講演:奥平康弘 澤地久枝

2008年12月5日に亡くなられた加藤周一さんの考え・思いを振り返り、引き継ぐ道をさぐる講演会は、参加者に感銘とあらたな決意をもたらしました。各講演はそれぞれ独立していますから、何回かの連続学習会や集いにわけて視聴することも可能です。

また、うた『さくら横ちょう』は、加藤さんの詩に別宮貞雄さんが曲をつけたもの。他の幾篇かの詩とともに『さくら横ちょう』が収められた『加藤周一著作集L』のあとがきで、加藤さんは「・・・別宮氏の歌曲の傑作の一つだろうと思う。素晴らしい音楽によって、平凡な歌詞も生きたのである」と述べている、美しい歌曲です。

※ビデオ・DVD 時間/101分 定価/1500(税込)・送料別途

ご注文は「九条の会事務局」まで、なるべくFAX(03−3221―5076)かメールmail@9jounokai.jp でお願いします。


ブックレット「加藤周一が語る」 ご要望にこたえて増刷します、お申し込み下さい 聞き手:小森陽一(東京大学教授・九条の会事務局長)

透徹した論理で濃密に語られる過去・現在・未来――加藤さんが朝日カルチャーセンターでの2回の対談でわたしたちに伝えたかったことは何か、それにどう応えるか。

◇憲法9条から日本と世界を考える(2007121日)

◇戦争は、どのようにして始まるのか(2008426日)

081124日発刊 A5判56ページ 300円・送料別途 10冊以上1250


九条の会第3回全国交流集会 報告集 これからの「九条の会」の活動のための知恵が満載です。好評発売中。

昨年1124日に開かれた第3回全国交流集会の全体会・分散会の記録 

B5判92ページ 800円(税込)・送料別途 

10冊以上お求めの場合は、割引があります。お問い合わせください。


九条の会第3回全国交流集会 DVD、ビデオ好評発売中です。  

1500円、送料別途、159分。お申し込みは事務局へFAXかメールでお願いします。


あまくさ9条の会(熊本県天草市)

あまくさ9条の会結成4周年:記念コンサート&講演会

日時:6月27日(土)午後1時30分〜4時

記念講演:憲法を私たちの力にするために

講師:小森陽一さん(九条の会事務局長)

コンサート:グルッポ・ヴィーヴォ コンサート

歌:金子みすゞの生涯と歌「ほしとたんぽぽ」他

ところ:天草宝島国際交流会館《ポルト》3F大ホール

開催協力金:おとな999円(こども無料)

主催:あまくさ9条の会結成4周年記念実行委員会(あまくさ9条の会、上天草九条の会、苓北九条の会)

 

 


ネットワーク九条の会沖縄(沖縄県那覇市)

徐勝さん講演会「朝鮮半島情勢と憲法九条」

日時:6月29日(月)18時半〜

講師:徐勝(ソ スン)(立命館大学コリア研究センター長)

会場:那覇ぶんかテンブス館会議室1,2

参加費:500円

主催:ネットワーク九条の会沖繩(問い合わせ先)tel098−853−3281


洗足9条の会(東京都目黒区)

大岡山・憲法を考える会第29回目のつどい 「憲法第25条と東京の社会保障」

と き:6月29日(月)午後6時45分〜9

講師: 後藤嘉輝さん(東京社会保障推進協議会前事務局長)

ところ:中根住区センター第1・第2会議室(大岡山1−37−3鉄飛坂下・中根小学校そば)

参加費:500円

主催:大岡山・憲法を考える会(連絡先)田村拓男TEL03-3718-5801


九条の会高槻阿武野(大阪府高槻市)

3周年の記念イベント「輝け九条 世界へ Kei シュガー ピアノ弾き語りとトーク&トーク」

日時:75日(日)午後130

会場:高槻市立市民交流センター 8階 イベントホール

入場無料(カンパのお願いあり)

主催:九条の会高槻阿武野

問い合わせ先:赤木(080-53419827)、粟津(072693-1839)、志水(072692-0727

 

 

 


9条の会とうかい(茨城県東海村)

今、憲法9条を語る

日時:7月11日(土)14:00

講演:小森陽一(九条の会事務局長)

ところ:東海村文化センター大会議室

参加費:無料

主催:9条の会とうかい


憲法9条をまもる愛媛県民の会(愛媛県松山市) 

第6回総会・伊藤千尋記念講演

日時:7月11日(土)13時半 開会

講師:伊藤千尋(朝日新聞記者/ジャーナリスト)

演題:「世界から見た憲法9条」

会場:松山市民会館 中ホール(松山市堀之内)  

入場無料

主催:憲法9条をまもる愛媛県民の会 (事務局) 089-913-0448


文京九条の会(東京都文京区)

対談と音楽の夕べ「憲法のミイラのつくり方教えます」

日時:7月18日() 午後6時〜8時45分

第1部:♪アンサンブル 森の仲間たち♪ による演奏

第2部:小森陽一さんとアーサー・ビナードさんとの対談

場所:日本基督教団 西片町教会礼拝堂(東京都文京区西片2−18−18)

参加費:1000円 (障がい者・学生 500円)

主催:対談と音楽の夕べ実行委員会(文京9条の会 根津・千駄木憲法学習会 西片町教会九条の会 

  (連絡先)03−3554−0838 吉田方


南大沢憲法9条の会(東京都八王子市)

6回憲法学習会

日時:718日(土)午後2

場所:生涯学習センター南大沢分館(京王相模原線南大沢駅下車)

講師:永山茂樹さん(別所在住・東海大学法科大学院教員)

講演内容;平和主義を守り活かす声−イラク・北朝鮮・ソマリアを考えながら−

資料代:300

主催:南大沢憲法9条の会 連絡・事務局042-674-7950(片倉)

http://minamiosawa9jo.web.fc2.com/


都立高校女性教職員九条の会(東京都)

7月例会:フィールドワーク「港区の史跡から大元帥昭和天皇の姿を探る」

日時:719日(日)午前9時30集合

集合場所:青山一丁目駅前(銀座・半蔵門・都営大江戸線いずれからも4番出口地下1階)

講師:高坂祐里子さん

参加費:1000

定員:20名 参加を希望する方は簗田(やなだ)陽子までFAXでご連絡ください。

       FAX 03−3557−3045  

申込締め切り:715日(水)

※ 参加の場合、A東京メトロ全線1日券(710円)、A+都営地下鉄利用券(1000円)を購入されると便利です。昼食(1500円程度)は駅周辺を予定しています。帽子、タオル、ナップサック、スニーカー等ご準備ください。

主催:都立高校女性教職員九条の会


越谷九条の会(埼玉県越谷市)

平和を願う音楽と灯ろう流しの夕べ

日時:8月1日 (土)午後4時から8時まで

場所:越谷市中央市民会館裏の芝生広場と葛西用水。

主催:灯ろう流しの夕べ実行委員会

詳しくは、越谷九条の会のホームページ

http://www.geocities.jp/koshigaya9jyo/index.html


7443の一つ「新発寒9条の会(札幌市手稲区)」です

毎月「9日」に、街角宣伝をしています。

今月は、世話人を中心に8人が、西発寒生協のわきに集まりました。

幟とタペストリーをかかげ、かわるがわるハンドマイクで、会に参加しませんかと呼びかけました。

30分ほどの行動でしたが、4人の方が加入用紙に記名してくれました。

7月も9日に街角宣伝行動を予定しています。


『海賊対処法』の強行採決に抗議し、アデン湾への自衛隊派遣に反対する声明〜海賊対処法とアデン湾への自衛隊派遣に対する宮城県内九条の会・緊急学習集会

 2009620

政府・与党は、昨日19日、衆議院で再議決を行い、海賊対処法を成立させた。

直近の民意を反映した国政選挙の結果である参議院は、海賊対処法に明確にノーを議決している。この意思をまったく無視しての議決は「暴挙」であり、私たちはこれを認めることは出来ない。

私たちは、本日、海賊対処法と自衛隊のアデン湾派遣について、緊急の学習集会を開催した。そこでの討論を経て、私たちはこの議決に厳しく抗議し、法施行の停止を求める。

私たちの立場は以下のとおりであり、今後も広く県民に訴えて行く。

1 アデン湾・ソマリア沖の海賊行為は凶悪犯罪であり、根絶させなければならない。しかし、海賊行為の解決のために自衛隊を派遣し、海賊対処法で対応することには賛成できない。

2 海賊行為の解決のためには根本的には、武力のみによるのではなく、海賊行為発生の背景にあるソマリア国の内政崩壊を解決し、安定した政治を確立する以外にない。

3 海賊行為自体の解決は、2004年の「アジアにおける海賊行為及び船舶に対する武装強盗との戦いに関する地域協力協定」(通称「アジア協定」)及び2009年のジブチ会合のような、その地域の国々の共同行動を基礎とすべきである。その際、わが国の海上保安庁の取締り能力(警備行動)を最大限に生かすべきである。

我が国は、ソマリア国の暫定政府や近隣諸国をはじめとする国際的な共同行動に積極的に参加し、関係諸国と共に食糧・医療・衛生・教育等の人道的支援及び海上警備行動の技術・資金協力等を通じて、海賊行為をもたらす根源そのものをなくすことに尽力すべきである。

また、政府はわが国に船籍を置く船舶に対し、海賊行為が頻発しているアデン湾の航路による物資の輸送ではなく、経費と時間がかかっても安全と考えられる喜望峰回りの航路の検討を指導すべきである。

4 「海賊対処法」は、「海賊対策」という大義名分の下に、「国会の事前承認」がないまま、「いつでも、どこへでも、自衛隊の海外派兵を可能」にし、「武器使用の制限も取り払って、事実上、無制限な武器使用を可能」にし、「他国の船舶の護衛」という「集団的自衛権の行使」をも容認するものである。

これは、自衛隊の海外派兵恒久法に匹敵する極めて危険なものであり、憲法九条に対する従来の政府見解からも大きく逸脱し、海外における恒常的な戦闘行為の容認につながるものであり、私たちは、到底容認できない。

5 国際的な紛争解決に当たっては、わが国は、憲法に依拠し憲法九条を生かす平和的な解決の道を目指すべきである。

 私たちは引き続き、海賊対処法の施行停止とアデン湾からの自衛隊の撤退を強く求めるものである。                         以上


メルマガ編集部から   憲法第59条

この国会で「海賊対処新法」が衆院可決、参院否決を経て、19日、衆議院で3分の2以上の賛成で再可決された。憲法59条の規定による。福田内閣がインド洋派兵新法を再可決したのが昨年初め。それから1年半も経たないうちに12回の再可決で17の法案が成立した。08年1月の再可決の時、福田内閣は世論を恐れ、躊躇しながらつっこんだように思うが、その後は脱兎のごとしである。麻生首相は恥じらいもなく、「ハイ、参議院否決ね。けっこうです、それでは再可決、一丁上がり」という感じである。これで2院制や議会制民主主義という憲法の精神がつらぬかれていると言えるだろうか。

こんな政治家たちは主権者を恐れよ。

もともと、現在の衆院議席の3分の2以上を占める与党の議席は、あの小泉「郵政国民投票」と言われた総選挙で得られたもの。こんなに他の戦争関連法や国民生活に係わる重要な対立法案に行使できるような筋あいのものではないだろう。

ともあれ、衆議院議員総選挙は間近である。今回の59条適用は最後のそれになるとのもっぱらの報道ではあるが。(T)