isikeriasobi さんのエントリー

それでは、既報のとおり、7月4日（朝かもしんないし夜かもしれない）をもって「はてな」アカウントisikeriasobi＆barcarolaを廃止します。
まあいろいろidコールとかいただいていますが、市場から高く評価していただいているときに売ると。こうみえても元証券マンですから。
　
カーンさんの事件は、希望される方にメールで経過＆関連雑談を、ご連絡します。
mi_sombrero_vueltiaoあっとまーくyahoo.co.jpまで、経過報告希望とご連絡くださいませ。
　
今日はこれから地上げ会議で、夜は付き合いがあるので、もう更新はありません。
みなさま、楽しくおつきあいいただきまして、まことにありがとうございました （ぺこり）。

在日17年半の母子家庭で、永住不許可。審査官に聞いたら生保がネックとのこと。前に生保でもとったことあるぞといったら「定住」からは難しいとのこと。
彼女はフィリピンから東北に嫁いだいわゆる農村花嫁で、夫のDVから逃げてきたとき以来のつきあいだが（だから離婚の裁判は東北でやった。東北新幹線が山形までしか通っていない頃だったので行った帰ったで一日仕事だった）、2人の子はともに日本国籍で高校生と中学生、同じ職場でもう11年も継続して勤務している。
生保受けているっていっても、せいいっぱい頑張っているのだから、これ以上どうしようもない。
これで永住を認めないなんて、絶対におかしいだろ？

ちなみにDV逃げ母子はNGOのほか、区役所からもらう事件が多い。
婦人相談員や母子自立支援委員の中にはオレより頑張っている人がゴロゴロいる。
毎年、彼女ら向けの講習会の講師をしている。講師依頼書には「東京都知事・石原慎太郎」と書いてある。オレは彼に仕事をもらっているのか。

あとから読むのはできますね。

id コールいろいろいただきました（いただいております）。
ありがとうございました。
時間の関係で、読めない・お答えできないかも知れませんが、ご容赦を。

ちなみに、正しいコトバの意味でのトリアージは
http://ja.wikipedia.org/wiki/トリアージ
赤 →黄→緑→黒　らしいが、ウチの場合は　赤→黒＆黄と来て、緑はお金が払える人ならやる（商売なんだから当然）、お金が払えないなら法テラス（誰がやっても治療可能ならウチがわざわざやる意味ない）という感じ。

昨日もう1人増えた（がっかり。ちなみに48時間考えない、というのは、彼が収容されなかったらいいな、ということ。）。
ただ、このケースの場合は、滞在の経緯、収容された原因、成功の見込み、その他もろもろ考えて、オレとしては、他のケースと比較して（本人たちには悪いが、リソースが必要量の10分の1程度しかないので、優先順位はつけざるを得ない。まさにトリアージ的な作業を毎日しているわけだ。）、なんとしてでもなんかしてやるべき事件、とまでは思わなかった。だが、主として担当している新人弁護士のＭは、そう切り捨てるには気の毒な面があると感じている。

同じ事務所で、概括的には同じように事実を知っていても（オレはその依頼者とちゃんと話しをしているし、内容理解して新人に指示を出している）、依頼者と接している時間の長短で、「何とかしてやりたい」という気持には差が出てくる。これまでも、最初に会ったときには「そこまで無理して勝ち目のない裁判やらなくても･･･」と思ったケースについて、何度も何度も話しているウチに、確かにこれは可能性ゼロでもあきらめられないよな、と分ってくることはあった。
ときどき、webで、理解してくれない人（左右問わず）にふれて、がっかりすることがあるが、ほとんどの人にとっては、実際に見たことも会ったことも（ほとんど）ない人たちなんだから、考えてみれば無理解が当たり前なのだ（オレだって野宿者や障害者、被差別部落出身者などについてはそうだ。）。あらためて気づかされた。だからこそ、ていねいに説明する必要がある、ということなのだろう。

受継というのは、誰かが訴訟を抱えたまま破産し、破産管財人（裁判所から選任されて破産会社の財産管理して、債権回収して、債務者に配当する人）がそれを引き継ぐことをいいます。
受継した時点で、訴訟がかなりすすんでいると、途中からポンと渡されても、理解が追いつかないのです。
今回受継した事件は、ソフトウェアの実務や、民事再生法の解釈もからんで、記録も膨大、内容もえらく難しい。うちの事務所では、とりあえず腰の高さくらいあるでかい箱（ソフトウェアとのこと）を引き取って保管中だが、これをどうするのかさっぱり分らん。

もう何年も布団で寝るのは週1～2回ぐらい、という生活を送っている。
すっかり慣れてしまったので、別にどうということもないのだが。
たまに布団で寝ると、起きてしばらくのあいだ頭が痛い。

ホテルの準備書面だいたい終わり。
管財人として受継する再生がらみの裁判がかなり苦痛。すでに1年も経過している複雑な裁判を引き継ぐなんて（だから当然、関係者の中でオレが圧倒的に中身が分っていない）生まれて初めての経験だ。金額がでかいので、もちろん手も抜けないし。
　
明日～今週末も、なんとか外国人のことは（あまり）考えないですみそうだ。
ただ、来週は、かなりややこしい収容案件が待ちかまえている。その次の週は難病強制送還もの、8月の中旬からは一家全員強制送還の尋問が立て続け。

いえいえ、どういたしまして。
webの活動は停止しますが、メールのやり取りは可能ですし、今後ともよろしくお願いします。

いえいえ、どういたしまして。

諸般の事情により、7月4日をもってはてなアカウントisikeriasobiも、barbarolaも廃止します。
カーンさんの事件は、希望される方にメールで経過をご連絡します。
mi_sombrero_vueltiaoあっとまーくyahoo.co.jpまで、経過報告希望とご連絡くださいませ。

他の人はどうか分かりませんが、私は反日上等を普段いっている人がデモに来てほしくないとはまったく思っていません。

不法滞在者の権利擁護や入管法改悪反対の場で連呼されなければ、何をどこでどう叫ぼうがけっこうですし、これこれこういう理由で日の丸はふさわしくないというのであればその場で話すのも問題ないと思っています（デモはスローガンを連呼をする場なのでそうはいかないでしょうが。）。
　
私自信、国際試合で日の丸を振られるところには出かけません。また、裁判所に提出する文章について、これまで、国籍法の上告理由書も含め、一切元号をもちいたことはありません。これは政治的な信条に基づくものですが、私は、それくらいのことで左右されるほど空虚な文章を書いているつもりないし、日本の裁判所について、西暦を用いるか元号を用いるか程度の話で人の意見に色をつけるほど腐っているとも思っていないからです。

　高校教師の友人がいる。もともと進学校で教師をしていたのだが、ある事件をきっかけに、希望して困難校に移ってきた変わり者だ。勤務校は定時制で、朝鮮語や人権教育でその界隈では有名だが、希望者ほぼ全員が入学できるので、貧乏人のおおいオレのクライアントの何人もが世話になっている。ビザなしの親が収容されて、宿無しになってしまった生徒を自宅に住まわせたり、逆境でくじけそうになっている生徒のために親身になってがんばる、それはすばらしい教師だ。これまで多くの生徒が、彼の励ましで、アウトローの道にいく寸前で立ち直ってきた。
　ところで彼は、元在日韓国人で、日の丸君が代訴訟の原告になっている。彼は、原告になるべきか悩んでいた時期に、自分の生い立ち、生徒とのかかわりを交えながら、なぜ自分が式典で掲げる日の丸に起立できないのか、君が代を歌うことができないのか、訥々とつづった長い文章をみせてくれた（詳細はもちろん紹介しない。）。彼の話に感動し（その頃すでにけっこう長いつきあいだったんだが、知らない話しばかりだった）、ちょうど例の訴訟について新聞記者と話していたこともあり、あなたのことを紹介してもらおうよ、と誘ったのだが、いしけり先生は自分のことをスーパーティーチャーみたいにいうけど、教育実践ではいつも失敗ばかり、今も無力感にさいなまれているところだから、勘弁してください、と断られた。
　教師が向き合うのは、蝶よ花よと育てられる子どもばかりではない。黙々とルールにしたがい、勉強さえしていれば社会に祝福される生徒ばかりではない。日本の国旗・国家が好きだとか、式典のルールに黙々と従うとか、そんなものが教師の資質に関係しているかのように思うヤツは、教師の仕事をなめている。

今から私は48時間、外国人のことは（あまり）考えないことを誓います！

まだ10代のころ、盛り場で、とある事情で乱闘していたら、駆けつけたお巡りさんに、暗闇を指さされて「お前らあっちでやれ」と言われたことある。

この元ワルの親方を紹介したNGOでは、外国人の女子大生が通訳として活動している。まだ彼女が小学生のころ、入管のいいかげんな調査で期間更新が不許可になり、富山県からわざわざオレのところまで依頼に来たことがある。訴訟を提起して、不許可処分を取消し、強制送還は阻止できた。先日、10年ぶりくらいに事務所に遊びに来たのだが、すっかりいっぱしになって、クビキリにあった外国人のための交渉でも、大活躍しているとのこと。
元ワル親方は、将来、自分とおなじような境遇の子どもたちの役に立てるように、保護司になりたいという。
連中が一人前になればオレも引退だ。

在特とった元ワルの就職先がなかなかみつからないとこぼしていたら、あるNGOから、やはり元ワルの外国人で、更生して、工事現場で親方として働いている人物を紹介された。そいつに根性があるなら受け入れる、とのこと。
日本も少しずつ、少しずつ、かわっていく。
（うっかり消してしまった。すんません）

中国人家族の裁判で、オレの主張を無視しつづける国（何100枚も書いてるが、反論もしない）に対して、はじめて裁判所が反論をうながした。
いつもと同じことしか書いてないのに、どういう風の吹き回しだ？

指摘の点のほかに、国籍法のからむ認知の効力についてＤＮＡを義務づけすると、外国法のからみで、誰もが解釈に困る事案が具体的にあり、しかもその件について最高裁判例もあるのですけどね（判例集には出ていません。国籍法騒ぎの数年前に私が得た判決です。国会で議論しているころ、参考人招致のからみで指摘させていただき、改正法成立後、ブログに書き始めたこともありましたが、かなり難しい議論で、一部の人の理解力を考えると、誤解を招くこと必至ということになり、いずれもやめました）。

河野議員は、外国人の問題についてよく発言されている方ですが、具体的な問題の理解がないまま、思いつきのように私案を口にされる傾向が非常に強い方です。私は、彼が外国人問題について発言するたびに、たいへん困惑させられます。
議員は多忙で、ひとつの問題に関わり続ける時間もないのですから、ご自分が専門でない分野については、グランドデザインの指摘にとどめ、あまりテクニカルな問題に分け入らないほうがいいと思うのですが、いささかその自覚に欠けるようです。そもそも、国籍法の問題について、民法も国際私法も外国法もわからない警察庁と協議しようと考える発想自体が理解しがたい。あれだけ騒動の最中にとばっちりを食らったのに、何もわかっていなかったのかと思うとがっくりきます。

半減キャンペーン終了以来、ターミナル駅や自宅まで来ての摘発は激減した。
　
今日、スタッフと話して、今、オレの客で収容されているのは2人しかいないことに気がついた。あしたもう1人増える可能性があるけど。いずれにせよ、こんなに少なくなったの記憶にない。
これがゼロだったら、どんなに気持ちが楽になるだろうね、とスタッフに話すことがよくある。とりあえず、彼らの涙をこの目を見なければ忘れることができるくらいに、オレは偽善者だから。