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isikeriasobi さんのエントリー

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たった今、めちゃうれしい在特。家裁から押しつけられるように事件を受任してから(家裁から「むずかしい子だからやってくれ」と連絡してきた。不思議だ。)7年間、ホントにながかった。
 
「日本にとって都合のよくない人」について、自分で義を感じて応援するなら、安易に誰かの味方なんて期待しちゃダメだ。
「都合が良くない」のに、「おおぜいが味方してくれる」なんてあり得ない。普通に考えたらすぐわかることだ。

その場合、まず自分の義を理に変えることだ。多数派にたたない限りむき出しの義は通らない。だが、法治国家の下での闘いなら、1人か2人で戦いつづけることになっても、理があれば、チャンスはゼロではない。10%か1%かわからんが、かならずチャンスはある。それが信じられないならさっさと別の道に進むことだ。今日の事件も、最初は弁護士3人ではじめたが、最後に残ったのはオレ1人だった。

次に、不利な形勢のまま、多数にみつかってなぶり殺しにあわないように、慎重に戦場を選択すること。
多数の人に対する説得が必要であれば、おりをみて、すこしずつ始めることだ。「都合が良くない」と考えている人に対して、いきなり味方しろなんて身勝手な願い、とおるわけない。オレだっていきなり事務所に押しかけられて、カストロ体制打倒のために署名してくれといわれたら、そいつを叩き出す。
だが、フィデルもいいヤツだが、こんな問題もあるんじゃないか、といわれれば、話は聞く。好みのおねえちゃんなら、フィデルにも問題ある、ぐらいの署名はするかも知れない。まあ、何はともあれ、理があれば、わかってくれる人は少しはいる。
あと、説得するタイミングを選ぶこと。相手の都合も考えず、やたらめたらに自分の関心を押しつけても迷惑がられるだけだ。

オレがごく一部の運動体と、少しだけちがうのは、不都合な情報をことさらに隠すのはダメと思っているところだ。
都合のいい情報だけ流していると、それがばれて「うそつき」と思われたとき、信頼は一気に失せる。少数派が求められるモラルは多数派よりずっと高いからだ。コアでない支持に対してこそ誠実に接しなければならない。
もっとも、常に一定数の支援者を確保する必要があり、局地的な戦いなら相手に数で有利に立つ場合もある彼らの場合は、オレと部隊の規模や状況が違う。だから、彼らの態度にも、やむを得ないところがあると思っている。

ところで、この事件については、激怒が功を奏した。十分な準備、絶妙のタイミング、適切な方法、さわやかな事後処理、予期せぬ波及効果、人生最高の激怒だったので、結果がでる前に、すでに弁護士会の講演で紹介した。
それが結果につながったのだから、ほんとうにうれしい。
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