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献金虚偽記載:与党が鳩山氏らの参考人招致要求

衆院本会議が散会し、同僚議員と言葉を交わしながら立ち上がる鳩山由紀夫民主党代表=国会内で2009年7月2日午後1時11分、藤井太郎撮影
衆院本会議が散会し、同僚議員と言葉を交わしながら立ち上がる鳩山由紀夫民主党代表=国会内で2009年7月2日午後1時11分、藤井太郎撮影

 民主党の鳩山由紀夫代表の資金管理団体「友愛政経懇話会」が政治資金収支報告書に虚偽の記載をしていた問題を巡って2日、国会での与野党攻防が激化した。与党は同日の「衆院政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会」で、与党提出の政党助成法改正案などの審議を民主党の反対を押し切って強行、鳩山氏と会計実務担当者の元公設秘書の参考人招致を要求した。民主、国民新両党は与党の対応に反発し、欠席した。

 民主党は、企業・団体献金を3年後に禁止する政治資金規正法改正案を提出し、「自民党の企業献金依存」をあぶり出す狙いだったが、鳩山氏の問題発覚で守勢に追い込まれ、「法案を所管する佐藤勉総務相が内閣改造でどうなるか分からない」との理由で審議入りに反対した。

 鳩山氏は2日、国会内で記者団に「私なりに説明責任は果たした」と述べ、参考人招致に対しては「国対の判断に委ねたい」とだけ述べた。一方、自民党の町村信孝前官房長官は町村派の会合で「ある種のマネーロンダリングだ。鳩山氏は十分辞任に値する」と指摘した。【野口武則、木下訓明】

毎日新聞 2009年7月2日 21時14分(最終更新 7月3日 1時10分)

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