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トラブル多発…「ペットのお墓事情と今後の展望」

6月18日、東京・TOC有明

日本石材産業協会(クリックで拡大)

 石材業、墓石小売業などが加盟する石材業界最大の全国組織、日本石材産業協会が先月18、19日、「新・真・心」をテーマに、年次総会を開催した。期間中は「日本人の宗教心」「最新中国石材事情」「消費者相談から分かること」など、さまざまなワークショップが開かれた。そのひとつが「ペットのお墓事情と今後の展望」だった。

 ペットの埋葬に関する法律は現在未整備で、トラブルが多発しているという。

 ペットの死体は、いわゆる「廃棄物」扱い。昨年、ペット霊園で火葬したものの、遺骨を埋める場所が足りず、土のう袋に放置したままという“事件”も起こっている。

 もちろん、すべてのペット霊園がそういう対応をしているワケではない。

 「生きとし生けるもの全て平等であり、ペットだからと言っていい加減な対応をしてはいけません。1日も早く火葬するのが私たちの役目です」。こうと語るのは、逢の杜ペット霊園(東広島市)の大下慈慶さん。

 同霊園は年中無休、24時間受付で、多い時は1日10件近く対応するという。

 時々あるケースが、遺体を自宅に埋めてしまったが、やはりちゃんと供養してあげたいという依頼。この場合、依頼主を訪問し、「おくりびと」として納棺する。

 長年家族同様に愛情を注いできたペットを失うことによって起こる精神的不調、体調不良は、いわゆる「ペットロス症候群」。

 子供のいない熟年夫婦などが、家族同様に接してきた場合など、その悲しみには計り知れないものがある。うつ病や不眠など立ち直るまでに長い期間を要する人も少なくない。

 「ペットを失った悲しみを流してあげるお手伝いをするのも私たちの役目です。ペットにも人の場合と同じように初七日、四十九日、一回忌の法要があります。その段階を踏む事によって気持ちに整理をつけることができるのではないでしょうか」と、葬儀だけではなく飼い主へのケアも重要だという。

ZAKZAK 2009/07/03

霊園

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