橋下知事「弁護士懲戒発言」控訴審で賠償減判決
◆ 一審の800万円から360万円、橋下知事は上告方針 ◆
橋下徹大阪府知事が、知事就任前にテレビ番組で山口県光市母子殺害事件の被告弁護団への懲戒請求を呼び掛けたことで業務に支障が出たとして弁護団の4人が知事に計1200万円の賠償を求めた訴訟の控訴審判決で広島高裁は2日、計800万円の賠償を命じた一審判決を変更、計360万円の賠償を命じた。広田聡裁判長は判決理由で不法行為を認定した上で、一審判決が「(弁護団が被告人の)主張を組み立てた」との発言を名誉棄損に当たるとした部分については名誉棄損を否定した。橋下知事は「最高裁に判断していただきたい」と上告方針を示した。
[ 2009年7月3日付 ]
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