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みちのくの豪腕 元ダイエーのあの人が高校野球指導者に

 1967年夏以来、42年ぶりの甲子園を目指す早鞆(山口)をコーチとして指導しているのは、元プロ野球選手の大越基副部長だ。今秋からは監督に就任予定で「高校の指導者は夢だった」と言う。

 大越副部長は仙台育英(宮城)のエースとして、3年生の時に春夏の甲子園大会に出場し、夏は準優勝した。進学した早大を中退後は渡米し、マイナーリーグでプレー。93年にダイエー(現ソフトバンク)に入団して外野手に転向し、日本一も経験した。2003年限りで現役を引退した。

 現役時代は「28、29歳ぐらいから、選手をやめたら何をしようか考えていた」と言う。引退後、真っ先に頭に浮かんだのが野球の指導者だった。高校野球を選んだのは仙台育英での経験から。「野球以外の精神的な面も鍛えられた。それを子どもたちに伝えたかった」

 元プロ選手が高校生を指導するには教諭として通算2年在職し、日本学生野球協会の審査を通らなければいけない。大越副部長は教員免許を取得するために東亜大に3年間通学し、07年から早鞆の保健体育教諭となった。ことしの5月に学生野球協会の審査をパスし、6月から副部長を務めている。

 「夢は母校と甲子園で戦うこと。精神と体を鍛えてチームをつくる。まずは初戦突破」。その目は早くも“監督”の目になっていた。

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