日に日に春に近づいていると感じられる今日卒業される３年生の皆さん ご卒業おめでとうございます。 皆さんが入学してから今日までの３年間はいかがだったでしょうか。数多くの心に残る出来事があったと思います。 生徒会・部活動では何もわからずご迷惑をおかけしたこともありましたがそんな私達を優しく指導してくださいました。 生徒会・部活動以外のことでも勉強を見てもらったり、進路や悩みについて多くの相談にのっていただいたこともありました。 悩みを抱えている私達を暖かく見守り、はげまし、勇気づけ支えてくださいました。そのような時はいつでも「やはり先輩だなあ」と尊敬していました。 たった一年学年が違うだけ、けれども私達にとって先輩はとても大きな存在でした。 体育祭では目玉である棒とり、騎馬戦を大いにわかせてくれました。応援合戦は個性あふれるおもしろいものでした。 そのほかの競技も先輩方が中心となり盛り上げてくださいました。 また南高祭ではなにもない普通の教室を今までの飲食店とは比べものにならないほどすてきな飾りつけがなされていて大変驚きました。 そのほかにも歩き売りや外で屋台のようにして売ったり、教室に砂を入れる、窓ガラスをはずしてレンガの絵をはるという奇抜なアイディアや、 ピングー、スヌーピー、馬車、トランプ兵など大がかりなものが目をひきました。そして見た目だけでなく味もおいしかったです。 夏休みや放課後に準備を進めていたことはきっと皆さんの心に印象深く残っていることと思います。 そしてクラスマッチではさすが３年生と思わせる強さで迫力のある試合でした。 このように皆さんが私たちにしてくれたこと、見せてくれたものはとても大きなものです。 このほかのこともあわせてすべて今までこの南高校で一つ一つ積み重ねてきた思い出や経験は、皆さんの大切な宝になることでしょう。 その大切な宝を胸に今、皆さんはこの南高校を卒業なさいます。これからは今まで以上に苦しいことがあったり、不安に思うことにも出会うでしょう。 しかし皆さんならそんな苦しみや不安を乗り越えて、より大きく成長されてゆかれると信じています。この南高校でつちかったものを生かし、 自分の道を信じ、自信を持って歩いて行ってください。 先輩方が卒業されていくのはとてもさみしいことですが、私達は先輩方からこの南高校というバトンをしっかりとうけとり、 南高校をよりよいものとするため頑張っていきたいと思います。そして皆さんのように希望や目標をもって大きく羽ばたいていけるようにしたいです。 最後に、皆さん本当にご卒業おめでとうございます。 皆さんのこれからのご健康とご活躍を願いつつ送辞といたします。
２００４年３月１日 在校生代表 小林 愛深